浅田舞を追い詰めた「妹コンプレックス」

 なかでも、わかりやすく結果が出る学歴や才能をめぐるコンプレックスは、「特に厄介」と、碓井さん。そのせいか、実力世界であるスポーツ選手や芸能人の間でも、きょうだいコンプレックスは多くみられる。

 フィギュアスケート選手を引退し、現在はスポーツキャスターやタレントとして活動している浅田舞(32)は、オリンピックメダリストの妹・浅田真央(29)に対し、《すぐにフィギュアで頭角を現した妹に、母をはじめ周囲の人たちは期待を寄せた》ため、家出や夜遊びを繰り返す反抗期があったことを雑誌の取材で明かしている。

 彼女が長年抱えていたのは、摂食障害に苦しむほどの“妹コンプレックス”だ。

「子どものころにきょうだいで同じスポーツをやらせて、一方が才能を発揮すると、親はその子どもに労力や関心を注ぐようになります。それだけでもおもしろくないのに、片方ばかりが評価されるのは非常に悔しい。他人であればよきライバルとして戦い、切磋琢磨しながら友情を築くこともできるでしょうが、きょうだい間では難しい。ドロドロした関係になりがちです」(碓井さん)

 一方、きょうだいへの『学歴コンプレックス』をテレビ番組で打ち明けたのは、フリーアナウンサーの田中みな実(33)。2歳上の姉は東京大学を卒業するほど優秀。それに対抗して、姉が唯一、苦手だったスポーツの才能を伸ばすために器械体操を始め高校時代はキャプテンを務めるまでになったという。

 そうしてコンプレックスが払拭されたのかと思いきや、番組MCから“お姉さんがきれい”と言われた際には、田中は“私のほうがかわいい”と即答する一面も見せた。

有村藍里を整形に走らせた「顔面格差」

 コンプレックスの対象はルックスにもおよぶ。

 女優・有村架純(27)の姉でタレントの有村藍里(30)は、朝ドラや紅白出演歴のある妹と容姿やキャリアを比べられたことで、「私は“有村架純のお姉ちゃん”になっちゃって、自分がなくなっちゃったみたいな気持ちになった」と、ドキュメンタリー番組で涙ながらに語っている。

 さらには「口元が残念」などの中傷を苦に、骨から顔の輪郭を整える美容整形手術を受けている。

有村藍里、有村架純

「依然として、男性よりも女性のほうがきれいであることへのプレッシャーが大きいように思います。たまたま姉妹のどちらかがかわいいと言われやすいと、片方は非常に悔しく、きょうだい仲に傷が入ってしまう」(碓井さん)

 有村と同じく、お笑い芸人『尼神インター』の誠子(31)も、双子の妹たちのほうがスリムでかわいいと、ちやほやされていた過去を持つ。そんな妹たちから5年間、無視され続けていたことを週刊女性の取材で打ち明けている。