《身をもって親父の気持ちをわかることができるので、うれしいですね》

 2009年1月11日の入籍から3日後、『週刊女性』の取材に照れ笑いしながら応えた松田龍平。彼の側にピッタリと寄り添って笑顔を浮かべた、21歳の新妻のお腹の中にはすでに新しい命が宿っていたのだがーー。

 10月20日、スポーツ紙のネットニュースで《松田龍平が結婚》との見出しが踊った。お相手はかねてより交際が報じられていたモデルのモーガン茉愛羅(まあら)で、すでにお腹の中には赤ちゃんがいるという。つまりは“授かり婚”だ。

「龍平との年齢差は14歳。父親がイギリス人でモデル業の他にも女優、そしてフォトグラファーと多才な茉愛羅。出産は来春の予定で、今後は体調を気遣いながら仕事をしていくようです。24歳の彼女は初婚ですが、一方の龍平は再婚になります。前妻の太田莉菜も母親がロシア人のハーフでしたね」

 パパになる龍平だが、彼にはすでに12歳になる長女がいる。前妻のモデル・太田莉菜とも授かり婚をしていたのだ。冒頭の取材で、龍平は都内の墓地に眠る父・優作に結婚報告したことも明かし、《(報告内容は)それはちょっと。いや、……恥ずかしいですね(苦笑)》と笑い合っていた夫婦。

 優作さんが40歳で他界した時、龍平は5歳だった。

父・優作さんと同じストーリーを

「つくづく優作さんと似ているんですね」とは芸能リポーター。確かに38歳になった龍平は、優作さんにソックリになってきて……。

「顔だけの話じゃありませんよ(苦笑)。優作さんも松田美由紀さんとは再婚で、しかも不倫の末の略奪婚とも言われて、当時は週刊誌やワイドショーを大いに賑わせたものです。

 優作さんと同じ事務所の後輩だった、17歳の美由紀さんと『探偵物語』で共演。その年齢差は12歳と、年の離れた兄妹のような関係がいつの間にやら恋仲となり、奥さんとの離婚成立後の1983年に結婚。同年に、美由紀さんは21歳にして長男・龍平を出産しました。優作さんは前妻との間に設けた7歳の長女とも離れることになったのです」

 たかしかに、どこか似た“ストーリー”を辿っている優作さんと龍平。まさか《身をもって》再婚する気持ちまでもわかるとは思わなかっただろうが。

「と言っても、龍平が不倫をしたわけではありませんよ(苦笑)。それに離婚の原因は莉菜さんにあった、という報道もみられました。なんでも夜遅くまで外出することが多くなった彼女は、長女を義母である美由紀さんに預けっぱなしになっていたといいます。

 子育てもひと段落して、あらためて女優を志した莉菜さんを龍平はサポートしていたようですが、そんな妻が若手俳優と恋仲になった、つまりは不倫関係にあったとも一部で報じられています。21歳で結婚、出産して若い時間を費やしたことで“遊びたい”気持ちが爆発してしまったのか、龍平は“俺にも悪いところがあった”と彼女の気持ちを汲んで離婚を選んだのだと」(芸能リポーター)