古市氏の「倍率の低いところ」狙いは徹底していて、女性の権力者に積極的に近づいていっていることがすごいと思うのです。

 何かと話題のファーストレディー、安倍昭恵さんは古市氏のお友達です。古市氏は昭恵さんに「夫婦の営みはするのか」と尋ねたところ、「チューはする」と返されたと『おかべろ』(フジテレビ系)で明かしていました。夫婦のセックスのことまで聞けるくらいですから、相当お親しいのでしょう。

 古市氏は文壇の重鎮、林真理子センセイにも食い込んでいる様子。『ボクらの時代』(フジテレビ系)に出演した中瀬ゆかり氏によると、古市氏は真理子センセイにLINEで「フグを食べたい」とねだったりしているそうです。

安倍昭恵夫人と仲睦まじげ(古市氏のインスタグラムより)
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女性権力者に上手に甘え、転がす手腕

 帝国データバンクの調査結果によると、2019年4月末での全国の女性社長の割合は7.9%だそうです。社長以外でも日本で要職についているのは、まだまだ男性のほうが多いと思いますが、そういう男性にかわいがってもらおうと思うと、ライバルが多くて大変です。しかし、女性の権力者は数が少ない上に、若くない女性だとなんとなく煙たくて、近づこうとしない男性も少なくないと思います。かわいがってもらえる倍率という点で考えれば、女性の権力者のほうが低いと言えるでしょう。

 また、古市氏の甘え方もうまいのです。エラい人たちとて、若い人を無理に食事に誘ったり、自分の話を聞かせたりするとパワハラ、セクハラと言われてしまうことを知っていて、ある意味、若い人に気を使っています。そんな中、古市氏のようにわかりやすく甘えてくるタイプは、かわいがりやすいと思うのです。女性の権力者は数が少ないが故に、各界の女性権力者と横のつながりを持っていることも多いもの。女性の権力者にかわいがられるほうが、スピーディーに「あの人を紹介してあげる」と人脈的なおこぼれにあずかれるかもしれません。

 年上の女性に甘えることを「みっともない」とかヤバいと思う人もいるかもしれません。しかし、時代は令和。これからは古市氏のように積極的に年上女性とコミュニケートして、うまく転がせるヤバいオトコが上に行く時代なのかもしれません。


<プロフィール>
仁科友里(にしな・ゆり)
1974年生まれ。会社員を経てフリーライターに。『サイゾーウーマン』『週刊SPA!』『GINGER』『steady.』などにタレント論、女子アナ批評を寄稿。また、自身のブログ、ツイッターで婚活に悩む男女の相談に応えている。2015年に『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)を発表し、異例の女性向け婚活本として話題に。好きな言葉は「勝てば官軍、負ければ賊軍」