安室奈美恵が表舞台から姿を消して2年。引退日である9月16日に、恒例となった花火ショーがオンライン配信イベントとして開催された。

「これまで同様、沖縄県宜野湾市の野外会場で開催される予定でした。しかし新型コロナウイルスの関係で事前収録した花火と過去のライブ映像を織り交ぜ、12時間の特番という形で有料配信されました」(レコード会社関係者)

 引退の翌年である昨年は、イベントを共同開催するセブン-イレブンの沖縄初出店という名目で。今年は2019年10月に発生した首里城の火災ならびに、新型コロナにより沈んだ沖縄を元気づけたいという名目で開催されたが……。

今年、収録に参加したスタッフによると“来年もよろしくお願いします”と主催者から言われたそうです。これまでは開催理由が明確にありましたが、来年開催する意義はいったい何になるんでしょうかね」(テレビ局関係者)

 同日、安室に関する、あるプロジェクトの続投もひっそりと発表された。

「引退イベントが行われた宜野湾市と市の観光振興協会、日本郵便沖縄支社でつくる『ぎのわんハートプロジェクト』の1年延長が決まりました。特注されたハート型ポストから投函すると、安室さんの顔がデザインされた特別消印が押されるというサービスです」(地元紙記者)

 本来であれば、昨年の9月から今年の9月までだったはずなのだが、なぜか突然、来年まで延長されたのだ。

「販売されている限定ハートカードの収益を使って施設の子どもたちにランドセルなどが寄付されているので継続を喜ぶ県民は多いものの、安室さんに関わる大人たちの思惑が感じられるとの声も」(同・地元紙記者)

安室も“公認”するプロジェクト

 そこで、同プロジェクトを運営する宜野湾市観光振興協会に続投の理由を聞いた。

「全国の安室奈美恵さんファンから100件以上の継続の要望があったため、安室さんサイドに許可をいただきました。続投の発表に、感謝の言葉を数多くいただいております。ハートカードを返礼品にしているふるさと納税も20件ほど申し込みがあります。ただ、安室さんは引退されておりますので、ご本人に関わっていただく事業はございません」(担当者)

 しかし安室サイドがファンの要望に応えるには、反応が少ない気もするが……。

安室さんの晩年の活動の“キーマン”である音楽プロデューサーのA氏などが、来年の復帰を画策していると言われています。安室さんのカリスマ性を保つためにも、地元のプロジェクトへの協力も惜しまないのでは」(前出・レコード会社関係者)

 相次ぐプロジェクトの継続で、“限定復帰説”が現実味を帯び始めてきた……!?