草なぎ「会うのはこの映画の撮影以来だから、まだ1年たってないくらい?」

水川「そうですね。現場では役の関係性もありましたし、あまり話せなかったんですよね」

草なぎ「それにしても、今回のあさみちゃんは本当に体当たりで演じていて、女優としての壁をぶち破ったよね。みなさん、うちのあさみやりましたよ!」

水川「なんですか、うちのって(笑)」

バッグの持ち方のヒントは
水川から?

 のっけから息の合った掛け合いを繰り広げる2人が共演したのは映画『ミッドナイトスワン』。

草なぎ剛と水川あさみ 撮影/廣瀬靖士 

 草なぎ演じるトランスジェンダーの凪沙と、水川演じる母・早織からネグレクトを受けながらも、バレエダンサーを夢見ていた少女の一果(服部樹咲)。そんな凪沙と一果が出会い、さまざまな葛藤を抱えながらも暮らしていく姿を描く切ない擬似親子のラブストーリーだ。

草なぎあさみちゃんにはすごい覚悟があったよね。一果を殴るシーンでも遠慮がないというか

水川「役としては遠慮しちゃだめなんですけど、無意識に出ちゃうときがあるみたいで、それが監督に伝わるときもあったんです。何回も叩いて痛い思いをさせるのが嫌なので、そこは思いっきりやりました。剛さんはもうすごいとしか言えない。悲壮感の中にすごく色気を感じましたしバッグの持ち方ひとつにしてもすごくきれいに持っていて。あれ意識したんですか?

草なぎ「うん、今までの水川あさみをイメージして

水川「私、あんなふうにバッグ持ったことないもん(笑)」

草なぎ「(笑)。でも気をつけたのは、感覚的に一果に対しての愛情だったり、そういうものが深く伝わればと思ったので、あまり考えず、その場の空気を感じてお芝居できたらと思って演じていましたね」