『こまどりの詩』話題連載!!　美容界の女四代記☆連載第120回

〜前回までのあらすじ〜　

　日本中がバブル景気で沸いていた'80年代後半。ブライダルの仕事が軌道に乗ってきた朝倉椿は、東京・日本橋で母・キク乃が開業し営んでいた｢こまどり美容室｣を売却。'89年、青山に「朝倉椿美容室」をオープンさせ、美容師になった娘の藤子らと忙しい日々を送っていた。'92年、藤子の生き別れの兄ロビンがロンドンから来日。藤子はロビンとの会話で、ヘアカラーに興味を抱く。そんなある日、芸能プロダクションの日高社長が、売れないアイドル比嘉あかねのイメージチェンジを、藤子に依頼してきて──。