飲みすぎて後悔……悪酔いしたとき編

 飲んだ後の体調の悪さ……。「飲まなきゃよかった」と後悔しないための方法は?

Q. 酔いを感じたとき食べるべきは?
(1)チーズ盛り合わせ or (2)鶏のから揚げ

 良質なタンパク質が多く、脂質と塩分が少ないものがおつまみの理想。脂質が多いから揚げよりも、ほぼタンパク質で構成されているチーズがおすすめなので正解は(1)。ちなみにクリームチーズは日本にすごく合いますよ。

Q. おを抜くためにするべきなのはどっち?
(1)サウナに入る or (2)水を飲む

 おは皮膚からは出ません。飲酒後にサウナに入ると脱水状態が進み、とても危険。水をたくさん飲めば、アルコールが早く抜け、アルコールによる利尿作用からの脱水も防げるのでおすすめです。正解は(2)。

Q. 飲み会の後にできる対策は?
(1)栄養をとる or (2)何も食べない

 正解は(1)。飲み会でとれなかった栄養をとると、二日酔い防止に。野菜不足だったらサラダを、肉や魚などタンパク質が足りなかったらチーズを。ただしカロリーが高くないものを選びましょう。シメのラーメンは絶対NG。

Q. 気持ち悪いときやってはいけないのは?
(1)無理にでも吐く or (2)水分を大量にとる

 正解は(1)。吐きけがあって自然に吐くならいいのですが、指を口に入れて無理やり吐く行為は、胃や食道にかなりダメージを与えるため、絶対にやってはいけません。どうしても吐きたいときは、水をたくさん飲んで胃をパンパンに膨らませると吐くことができます。

Q. 身体からアルコールが抜けるのが早い人は?
(1)体重80kgの人 or (2)体重50kgの人

 体重1kgあたり1時間で約0.1gのアルコールを分解するといわれています。ですから、同じ量のおを飲んだら、体格が大きい人のほうがより多く処理できることになるため、正解は(1)。ただ体重はあくまでも目安。個人差や、状況によっても差が出てきます。

Q. 飲んだ後の入浴、おすすめはどっち?
(1)入浴しないかシャワーですます or (2)湯船にしっかり浸かる

 正解は(1)。家ではお風呂に入らず、シャワーですますか翌朝、入浴するのがいいでしょう。湯船に浸かると、サウナと同じようにアルコールは抜けずに水分だけが抜け、脱水状態が進みます。入るならぬるめのお湯で短時間に。湯船で寝てしまわないように注意。

Q. アルコール依存症になりやすいのは?
(1)男性 or (2)女性

 条件つきで(2)が正解。一般的に肝臓のアルコール処理能力は女性のほうが低いですが、それより大きいのはおを飲む習慣の差。女性は飲む習慣が男性よりも少ないので、コントロールができず、依存症になりやすいのです。

Q. 飲み放題をするならどっち?
(1)数種類のおを飲む or (2)1種類のおを飲む

 自分でコントロールできるならどちらでもOK。大切なのはおの種類ではなく、アルコールの総量。酔っ払って飲んだ量も把握できずに、次から次へと飲むから悪酔いするのです。飲み放題でも冷静でスマートな飲み方を。

【年末年始の注意ポイント】
→家で飲むときは終了時間を決めておこう!


 年末年始は居酒屋よりも、家飲みする人が多いのではないでしょうか。家飲みやオンライン飲み会は、終電の心配がないためいつまでも飲んでしまいがち。ポイントはお店に行ったつもりで“飲む前に”終わりの時間を決めておくこと。お酒は食事や会話を楽しむための潤滑油。お酒を飲むことを目的にしないことが大切です。

(取材・文/樋口由夏)


《PROFILE》
秋津壽男先生 ◎大阪大学工学部発酵工学科で造りの基礎を学ぶ。卒業後、社会人を経て和歌山県立医科大学医学部に入学。1998年に東京・品川区に秋津医院を開業。著書に『好き医師が教える薬になるおの飲み方』(日本文芸社)など多数。

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