2020年は、元旦に初のソロアルバムを出し、これからライブという矢先にコロナ禍に見舞われてしまったという香取慎吾。それでも慎吾ちゃんが、“幸せ者だな”と感じたこととはーー。

僕はやっぱり人を笑顔にする
コメディーが好き

――2020年は、元日に初のソロアルバム『20200101』をリリースしたところからスタートしました。

「“香取慎吾はアーティストとしてこういう活動をしていきたいです!”って所信表明をして燃えてるところでコロナ禍に見舞われたので、それをライブという形で見せられなかったのが残念でしたね。

 そんな中でも“僕は幸せ者だな”と感じたのは、ドラマ『誰かが、見ている』で三谷幸喜さんという大きな才能をひとり占めできたこと。三谷さんとの作品が増えるにつれて、“僕、こうやってみたいです”ってキャッチボールさせてもらえるようになって。僕はやっぱり人を笑顔にするコメディーが好きなんですよね

――同じく元日からYouTubeも。

「本来はもっと素の部分で表現するのがYouTubeのよさでしょうけど、僕はずっといい意味で“香取慎吾”を作って生きてきたから、急に素の僕としてやるのは違うと思うし、面白くもないし。“しんごちん”ってキャラがいれば、エンターテイメントとして突き詰めていけるんですよ。スタッフともかなり打ち合わせしたり、編集でも1コあげる動画を何回見てるかわからないくらい。やることは多いけど楽しいですね」

――プライベートでは自宅の掃除に熱中しているそうですが?

「掃除でいうと、もはや人生の終盤を迎えています(笑)。僕にとって永遠のテーマだった、ごちゃっとしたクローゼットの中を整理するためにスチール製の20~30cmぐらいの四角い箱を60個ぐらい注文して、まず箱を開けるのに数日かかり(笑)。そこにすべてのモノを収納して、今はクローゼットを開けるとビシーッと。ついに大改革を成し遂げました(笑)。

 あとは、コロナ禍の中でずっと自分の絵が描けなかったんですが、このニューノーマルに頭が少し慣れてきたのか、この間は雑誌の表紙の絵を描いた流れで、“もうちょっと描いていたい”と思って、かなり描けたんです」

――2021年は主演ドラマ『アノニマス』で好発進しますね。

5年ぶりの民放の連続ドラマで、ドラマの中の“指殺人対策室”チームの若いキャストたちと自分がどうお芝居で向かい合うのか。来年も楽しみがいっぱいです