箱根駅伝注目選手

■引退し、あのビール会社へ 神林勇太選手(青山学院大4年・地球社会共生学部)神奈川県出身

 前回の箱根は9区区間賞の走りで優勝に貢献。今季は主将。サッポロビールに内定していて、残念ながら競技生活は終止符。「ブルボンの内定を辞退し、福岡国際で優勝した吉田祐也さん(青学大OB・GMOアスリーツ)のようにはならないでしょうね神林選手はマラソンってタイプじゃないので」。

■ライバルは三浦選手 吉居大和選手(中央大1年・法学部)愛知県出身

 仙台育英高校では、全国高校駅伝の優勝に貢献。7月に5000mで20歳以下の日本記録を樹立。箱根の予選では、大迫傑さんのU20ハーフマラソンと同タイムでゴールするも、三浦選手に6秒敗れる。「小柄なので意外と5区を任せてもおもしろいかも」。誕生日はバレンタインデー。

■大迫超えで“三浦劇場”か? 三浦龍司選手(順天堂大1年・スポーツ健康科学部)島根県出身 

 予選会では1年生ながら日本人トップの5位。東京五輪マラソン代表の大迫傑さん(早大OB・ナイキ)が持つU20ハーフマラソン記録を6秒縮め“大迫越え”と話題に。「イケメンですから、女性読者も“カワイイ”ってなるのでは?」。憧れの選手は順大OBの塩尻和也さん(富士通)。

■16年ぶりの記録更新 佐藤一世選手(青山学院大1年・総合文化政策学部)千葉県出身

 '19年の全国高校駅伝“花の1区”で上野裕一郎さん(現・立教大駅伝監督)の記録を16年ぶりに更新。全日本では5区で区間新記録をマーク、衝撃の大学駅伝デビューを飾る。「昨年1年生ながら2区で驚きの走りを見せた岸本大紀選手(2年)がケガではずれたため、いきなりエース区間の2区に起用される可能性も」。

(取材・文/荒井早苗)