司会の古舘伊知郎に抱きしめられ…

――本番後にも取材を?

Tさん「僕は本番が終わった直後にも、本人たちに声をかけてた。“初めての紅白、どうでしたか?”とか」

Hさん「いいなぁ。いまは、楽屋口はゲストの芸人さんが使ってたり、演出の関係上などで、報道陣は入れないんですよ」

司会を務めた上沼恵美子と古舘伊知郎('95年)
司会を務めた上沼恵美子と古舘伊知郎('95年)
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Tさん「そっか。昔は楽屋口が報道陣にも解放されてたから、本番が終わったばかりの人も取材できた。中でも印象的だったのが、歌手ではないんだけど、古舘(伊知郎)さんが初めて司会をやったとき。

 エンディングが終わって、ほかの記者はみんな歌手を追いかけて行っちゃったんだけど、僕が“お疲れさまでした”と言ったら“ありがとう! ありがとう!!”ってアツいハグをしてくれて(笑)。当時、司会をやるのに、古舘さんもいろいろ言われてたわけですよ。だから相当プレッシャーもあって、その開放感もあったのかな」

Yさん「紅組の司会が上沼恵美子のときもあったよね?」

Tさん「そう。お互いしゃべりでやってる人たちだから、持ち味を出しつつ、NHKの規定にも合わせて……。相当緊張したと思うんだけど、その熱いハグからすごい感動が伝わってきました」

――紅白の本番のあとの打ち上げにも参加していたと聞きましたが。

Yさん「昔は、出演者たちが集まって、簡単な打ち上げをNHKの食堂でやってたんだよね」

Tさん「本当はそこにメディアは入っちゃいけなかったんだけど、まぁ時代が時代だから暗黙の了解みたいな感じで、こっそりみんな入ってて。もちろんそこで起きたことは記事にしない前提で。メディアの人も一緒に紅白を作り上げたっていう雰囲気があったから

Yさん「そう。そこでは、ベテランに初出場の新人が挨拶に行ったりしてて、それを記者が端からウォッチングしてた(笑)」

Tさん「僕がいたときは、若手がみんなアッコさん(和田アキ子)に挨拶してから帰って行ってたよ。SPEEDとか