「今春、明石家さんまさんとマツコ・デラックスさんが、TBSで新番組をスタートさせることが決定しました」(制作会社関係者)

 マツコといえば、昨年9月に10年間出演していた『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)から突然、降板したことで引退説が流れていた。

「番組を立ち上げた総合演出を務めるスタッフが異動することになり、マツコさんは猛反対。しかし、その意見が受け入れられなかったことが不服で降板したそうです」(フジテレビ関係者)

 そんなマツコの動向を心配していたのが、同番組で共演していたさんまだった。

「毒舌を活かしたMCやコメンテーターのような仕事が多いマツコさんですが、最近はバラエティー色の強い番組や舞台に興味を示しているそうです。仕事を減らしているのも、そういう仕事へシフトするためだとか。

 さんまさんは『ホンマでっか!?TV』を不本意な形で途中降板したのは、MCの自分にも責任があると思っているようで、旧知の仲のスタッフに掛け合い、マツコさんが希望する番組を始めさせてくれと頼んだそうです」(TBS関係者)

 2人の新番組は、日曜の午後6時30分から放送される関東限定のいわゆるローカル枠。

若い視聴者をターゲットにした『さんまマツコのテレビ遺産(仮)』というトーク番組です。全国放送ではないため予算が少なく、出演者のギャラも決して高くないはず。局内では、この枠でさんまさんとマツコさんをよく起用できたねと話題になっています」(同・TBS関係者)

ギャラよりもマツコに恩返し

 新型コロナウイルスの影響による広告費の削減で各局とも制作費が大幅ダウン。そのため、今春は大物タレントたちが続々とリストラの対象になっているが、さんまはその対象からはずれているという。

「フジ系で放送されていた『さんまのまんま』は、終了の理由が高額なギャラだったことを本人がラジオで明かしていましたが、本来さんまさんはギャラに関してあまりこだわりがないんです。同じくフジ系の『さんまのお笑い向上委員会』も、さんまさんが“好きなことをやらせてもらえるなら”とギャラを度外視して始めたこともあり、通常より50万円も安い1本150万円で出演していますからね」(前出・制作会社関係者)

 新しく始まる番組はそれ以下になるのでは? との声も。

ローカル枠だとギャラはゴールデン帯の番組の5〜7割が目安ですからね。さんまさんは100万円ほどのギャラになるのでは? お金より長年番組でお世話になったマツコさんへ恩返しをしたいという思いが強いようです」(前出・TBS関係者)

 TBSに新番組のスタートが事実かを問い合わせたが、

「番組の制作過程については従来お答えしておりません」

 大御所になっても、共演者やスタッフへ感謝の気持ちを忘れないさんまの心意気は、“世界遺産”級!?