●1位『キャンディ・キャンディ』

「大好きなのに、テレビで放送されることが一切ないのでどうしても見てみたい。少女漫画の最高峰だと思うのに……。ストーリーがとてもドラマティックで、主人公の前向きな姿に共感もでき、感動もいっぱいありました。アンソニーもテリュースもすてきで、恋愛漫画としてもキュンキュン要素が満載です」(50歳・大阪府)

「私は10歳だったけれど、当時の女の子はみんな夢中になった。今思い出しても胸がキュンキュンする」(54歳・東京都)

「子どもの頃はわからなかったけど第一次世界大戦という世界情勢も反映された壮大なストーリーで、今ならもっと深く観ることができるんじゃないかしら」(50歳・東京都)

「服装・髪形も可愛くて、キャンディみたいな女の子になりたいって、本気で思っていました」(51歳・大阪府)

「6歳の孫と一緒に見たいです」(54歳・東京都)

「明るく前向きなキャンディは、コロナ禍には必要なんです」(58歳・埼玉県)

ジャンルを確立した作品

 2位以下も、誰もが知っている作品が並んでいる。

 まずは『魔法使いサリー』(1966年~)で、少女向けテレビアニメ作品の第1号であり、日本アニメ独特の「魔女っ子アニメ」というジャンルを確立した作品でもある。

 放送終了後も再放送が繰り返されたが、17話まではモノクロで制作されたため18話から再放送されていた。1989年には、前作の続編として制作された『魔法使いサリー』(第2作・1989年版)が放送された。

●2位『魔法使いサリー』

「今の子どもたちに見せてあげたい内容だから」(51歳・東京都)

「当時一緒に見ていた親友が、(最近)CSの東映チャンネルで見たと楽しそうに話してくれた。私も見たいです」(56歳・埼玉県)

「つえで魔法をかけるのは夢がある。最後に人間から記憶をなくされてしまうのが子ども心にとても悲しかったが、最も印象に残る作品だった」(55歳・東京都)

「幼いころ、妹と二人で仕事に出ている両親の帰りを待ちながら見ていた。この時間だけは寂しいと思わなかった。サリーちゃんは私にとっても友達です」(58歳・東京都)

見ているだけで幸せな気持ちに

 そして3位が、高畑勲演出作品であり画面構成の担当が宮崎駿という、のちのジブリコンビと、キャラクターデザインの小田部羊一らによって作られた『アルプスの少女ハイジ』(1974年~)だ。

 日本国内のみならず海外でも放送され、さらに時代を超えて今なお愛されている。今回のテーマは「リメイクしてほしいアニメ作品」だが、本作に関してはリメイクを待たずとも「何度でも見たい」名作といえるだろう。

●3位『アルプスの少女ハイジ』

「みんなが知っている話だが、今の時代の子どもたちにも、これからの未来の子どもたちにも、ずっと見てほしいから」(57歳・神奈川県)

「自然の描写が美しく、何でもない食べ物がとてもおいしそうだったりして、見ているだけでいつも幸せな気持ちになれました」(54歳・大阪府)

「オープニングの『おしえて』の歌も大好き。気分がいいときに、つい歌ってしまいます」(56歳・東京都)

「小学校からの友達がCSで見たと楽しそうに話してくれたことがあります。私も見たいのですが、地上波では今は流れていないので……」(55歳・神奈川県)