このままで“終わる”女とは思えません。

「復縁匂わせ」「エア復縁」という報道に対し、自身のInstagramで「本当にお伝えしたいことはきちんとお伝えしますし、匂わせなんてしません」と反論・否定した小倉優子(37)のことです。

 2018年12月、歯科医の一般男性と再婚し、2020年7月には第3子を出産、しかし2019年末ごろから歯科医夫と別居していると報じられていました。

 2020年10月にInstagramで自作のオレンジゼリー4皿の写真をアップしたことから、ゆうこりん、長男、次男、夫の4人分なのでは? という憶測が拡散。けれど実際はまだ別居中で復縁もしていない可能性が濃厚なため、「復縁匂わせ」「エア復縁」などと騒がれました。

 彼女と歯科医夫は復縁できるのか? それとも離婚してしまうのか?

 現状では何とも言えませんが、恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラーである筆者は、どちらの結果になろうとも芸能人・小倉優子のポテンシャルの高さをもってすれば、どんな逆境でも乗り越えていけると考えています。

 なぜなら2001年にデビューしたゆうこりんの「タレント人生」は決して順風満帆ではなく、二度の窮地に陥りながらもそれを乗り越えてきたからです。

「こりん星」の賞味期限と爆破

 かつて、「こりん星」から来た「りんごももか姫」という設定で人気を集め、多くのテレビ番組に出演。不思議ちゃんキャラはバラエティー番組を中心に重宝されたものの、嘘の上塗りを続けた結果、キャラの賞味期限としても本人の精神状態としても限界が訪れます。

 これが一度目の窮地でした。

 この窮地を脱するため、2009年末ころに「こりん星」設定を封印。「こりん星は爆発した」などと語って、不思議ちゃんキャラに頼らない路線に舵を切ります。

 もちろんそのキャラを破棄するだけで窮地を脱せるわけではありません。実はこりん星を爆破する数年前から、彼女はゴルフを始めて“ゴルファーキャラ”、株やFXなどを学んで“トレーダーキャラ”の下地を作っていたのです。

 実際、2007年にはゴルフ入門本『小倉優子でも100を切るゴルフ―初級者から中級者まで「聞けなかった12の鉄則」』(講談社)、2008年にはFX入門本『小倉優子のはじめましてFX』(角川SSC)などを出版しているんです。

 特にトレーダーキャラはこれまでの不思議ちゃんキャラとのギャップもあってか好評でした。しかも“実は頭いい”というイメージも付加できたため、ただの一グラドルから脱皮し、タレントとしてひとつ上のステージに押し上げる大きなファクターになっていました。

「こりん星」の賞味期限切れとともに芸能界からフェードアウトするのでは? という世間の予想を裏切り、自ら「こりん星」を爆破するとともに、地道な努力で新キャラを確立し、窮地を脱したのです。