野菜の鮮度を保つ裏ワザ(2)

【アスパラ・貝割れ菜】貝割れ菜は生花のように水に挿して
 牛乳パックをアスパラガスの長さに合わせて切り、アスパラガスを入れて2cmほど水を注ぎ野菜室で保存。貝割れ菜などの根つきの野菜は根が浸る程度の水を入れて野菜室に。いずれもラップやポリ袋をかぶせておくとみずみずしさを保てます。

【もやし】密閉容器に水を張り、漬けておくとシャキシャキ
 もやしは水分が多いので、パッケージに入れたまま保存すると、すぐ茶色くなって日持ちしません。買ったらすぐに密閉容器に移して、ひたひたになるまで水を張って冷蔵保存。毎日水を替えれば2~3日は鮮度が保たれ、シャキシャキとした食感を楽しめます。

【もやし】密閉容器に水を張り、漬けておくとシャキシャキ イラスト/やのひろこ
【もやし】密閉容器に水を張り、漬けておくとシャキシャキ イラスト/やのひろこ
【知ってトクする!】食材保存の裏ワザ、いくつ知ってる?

【長ねぎ】ラップで包み立てて保存、根つきなら土に埋めてみて
 野菜室に寝かして保存しがちですが、寝かした状態だと立ち上がろうとして傷みやすく。適当な長さに切ってラップで包み、野菜室に立てて保存しましょう。根つきの長ねぎをたくさんもらったときは、庭やプランターの土に埋めると、冷蔵庫や冷暗所で保存するよりも長持ちします。

【長ねぎ】ラップで包み立てて保存、根つきなら土に埋めてみて イラスト/やのひろこ
【長ねぎ】ラップで包み立てて保存、根つきなら土に埋めてみて イラスト/やのひろこ

【にんじん・きゅうり】水分がニガテな野菜は水けをしっかりふいてから
 野菜の鮮度を保つには、ある程度は水分が必要ですが、中には水分が苦手な野菜も。それがにんじんときゅうり。水けがついたままだと傷みやすくなるので、水けをよくふき取ってからラップで包んで野菜室へ。

【青じそ】濡らしたコットンと一緒にびんに入れて
 すぐにしなびたり、黒く変色しやすい青じそ。びんの中に濡らしたコットンを敷き、青じその軸を下にして立てて置き、ふたを閉めて保存すると1~2週間は鮮度が保たれます。

【青じそ】濡らしたコットンと一緒にびんに入れて イラスト/やのひろこ
【青じそ】濡らしたコットンと一緒にびんに入れて イラスト/やのひろこ

【トマト・なす】夏以外は冷蔵庫に入れないほうが鮮度が長持ち
 青い部分のあるトマトは常温保存に。完熟トマトや夏場は、へたを下にしてキッチンペーパーで包み野菜用保存袋に入れて野菜室へ。なすは低温に置くと皮が硬くなったり、身がしぼむので冷暗所に保存。

皮、芯、へた…野菜くずも保存して料理に活用!

 野菜の皮、芯、へたなどの野菜くずは、捨てずにためて活用しましょう。へたや薄皮はだしをとるために、厚くむいた皮や芯は刻んで炒めればおいしく食べられます。無駄なく使い切りましょう。

●へた・薄い皮
 玉ねぎの皮やピーマンのへたは、キッチンペーパーで水けを除き、保存袋に入れて冷蔵保存。たまったら熱湯に入れアクを取りながら煮るだけ。こせば野菜のうまみが出た万能スープだしになります。

●芯・厚めの皮
 にんじん、大根、れんこんなどの根菜は厚めの皮もとっておく。みじん切りにしてひき肉と合わせて餃子の具に。細切りにして炒めてきんぴらにしても。160度くらいの油でじっくり素揚げした野菜チップスも美味。塩、青のり、粉チーズなど、お好みの調味料をふっていただきます。