ジャニーズファンは金銭目的ではなく、応援しているタレントの私生活を覗きたいという目的から、ハッカーにパスワード入手を依頼するという。そして、パスワードはタレントの知名度によって異なるが、20~30万円の値がつくという。

 あまりにも悪質な行為。芸能プロ関係者は話す。

「数多くのジャニーズタレントがいる中、最も高値がつくのがHey! Say! JUMP(ヘイセイ)の山田涼介(28)だという話を聞いたことがありますね。ヘイセイ、そして山田のファンには熱狂的な人も多いですからね……

 2019年5月、ヘイセイは2007年のデビュー以来続けてきたアリーナ会場でのコンサートツアーの開催を見送ることを発表し、ファンに大きな衝撃が走った。

 ヘイセイついては2018年10月、メンバーが新幹線で移動する際に、東京駅に出待ちするファンが押し寄せて改札口周辺が埋まるという混乱が起きた。

コンサート会場の地方に移動する際も、メンバーと会いたいがために新幹線ホームにファンが大挙して押し寄せ、発車が遅れてしまうケースもありました。また、移動中のメンバーを追いかけ回すなど、一部ファンのマナーの悪さが問題視され、2019年のコンサートツアー中止に踏み切ったのでしょう」(前同)

 それほど、ヘイセイのファンの中に過激なファンがいる、ということだろう。

特に山田はグループでもトップ人気を誇りますから、彼の私生活を覗きたいという需要は高いということなのでしょう。しかし、ハッキングと、それで入手されたパスワードを購入し、SNSを見る行為は、『不正アクセス行為の禁止等に関する法律』(不正アクセス禁止法)という法律に抵触するでしょう。これに違反すると3年以下の懲役または100万円以下の罰則となります。

 ジャニーズタレントを応援するのはいいですが、SNSのアカウントをハッカーから購入することは悪質な犯罪行為で、警察に見つかれば逮捕。くれぐれもそのようなことはしないでいただきたいですよね」(同)

 SNS隆盛の今、ジャニーズタレントはこれまで以上にさまざまなことに注意を払う必要があるのかもしれない──。