《プロの俳優として、恥ずかしく、健康管理をできていなかったこと、心底、反省いたしております》

 5月4日に自身の公式サイトで謝罪したのは、ドラマ『リコカツ』(TBS系)で、北川景子演じる主人公の父親役を演じた俳優の佐野史郎

4月中旬に高熱を出し、検査の結果、コロナではありませんでしたが、医師に“放っておくと死に値するほど腎臓の数値が悪い”と言われ即入院。1か月は仕事ができないため、降板に至りました。『リコカツ』での代役は急きょ、平田満さんが務めることに。佐野さんは《深く深く、心より感謝申し上げるばかりです。最後まで、何卒、よろしくお願いいたします》とバトンを託しました」(スポーツ紙記者)

平田満
平田満

 先輩俳優の不調に、共演した永山瑛太《ゆっくり療養されて、また芝居や音楽の話しましょう!!》とSNSで気遣いを見せた。多くの人が心配の声を寄せているが、佐野の“身体的”なトラブルは2年前にも。バラエティー番組の撮影中、腰椎骨折で全治2か月のケガを負ったのだ。当時、彼は公式サイトで次のように振り返っていた。

《「腰にきますよ!」とアドバイスは受けました。そこで、「じゃ、やめた!」とは言えないッスよ〜(中略)打ち合わせもして、引くに引けないのがこの世界!》

病の原因となったのは……

 あくまで想定外の事故だが、無理をしていた部分も……。今クールは『リコカツ』だけでなく『特捜9 season4』(テレビ朝日系)にも出演。多忙の中、気の置けない仲間に愚痴をこぼすこともあった。

佐野さんは“この年になっても、こんなに働かなきゃいけないなんてね”と苦笑ぎみにボヤいていました」(長年通う喫茶店の店主)

入院の少し前に来たときはいつもどおり。でも、ものすごいペースで働いていたから、“ちょっと働きすぎかな?”なんて言っていましたね」(常連の飲食店のマスター)

永山瑛太は自身のSNSに撮影現場での1枚を投稿。回復を願う一文を添えた
永山瑛太は自身のSNSに撮影現場での1枚を投稿。回復を願う一文を添えた

 年齢を感じさせない活躍のウラで、その身体は人知れず病魔に侵されていた。佐野は'86年に同じ劇団に所属していた女優の石川真希と結婚している。6月上旬、自宅に帰ってきた石川に話を聞いた。

─現在の体調は?

徐々に回復してきてますけど、まだ入院中です

─どのような症状が?

私の口から勝手に話すわけにもいかないので……

─多忙のなか、無理をしていた?

それもあったのかもしれませんね……。特に体調が悪いようには見えなかったけど、本人は“ちょっとおかしいな”と感じていたみたいです。でもお医者さんからしても具体的な原因があるわけじゃなく、加齢からくる不調みたい

─退院や復帰の予定は?

近々、お医者さんと相談する予定です。現時点ではまだ何とも……。しっかりケアしながら、様子を見つつやっていければと思います

 “怪優”とも呼ばれ、芸能界で唯一無二の存在である佐野。無理をせず、復帰への道を見定めてほしい。