これが正しいうつぶせです!

 習慣化しやすいタイミングは、寝る前に1分間行うこと。朝起きたときや日中にやってもOK。1日1回で十分だが、何度やっても大丈夫。苦痛でなければ5分~10分行うとより効果的。

【POINT】
・顔の向きはラクなほうでOK。つらくなければ時々反対側も向いてみて
・平らな場所で行って。布団の上でもよいが、やわらかすぎないほうがいい
・足の向きはそろえなくてもOK。ラクな状態に
・足を動かしてもOK

【こんな人はうつぶせを始めてみて!】
□運動が続かない、身体が痛くて運動ができない
□座りっぱなし
□寝つきが悪い
□便秘がち
□肩コリや腰痛がある 
□自律神経に不調がある(寝る前にあれこれ考えてしまう) 
□呼吸が浅いと感じる
□冷え性だ

【うつぶせをする際に守ること】
・食後30分以上たってから行う
・初めて行うときは、ゆっくりとうつぶせの体勢になって。少しでもつらいと感じたら、無理をしない
・身体に痛みや苦しみを感じたら、すぐに中止を
・風邪などで体調がすぐれないときは控える
・身体に負担がかかる場合があるので、うつぶせのまま眠ってしまわないように。長時間のうつぶせも、身体の様子を見ながら行って
・うつぶせのまま本を読んだりスマホの操作をしていると、腰に負担がかかる場合も。うつぶせ以外の行為は控えて
・腰痛や反り腰の強い人は、お腹の下にクッションを入れてもOK

うつぶせの効果を実感!2人の体験談

【体験談1】『雨の日に起こる片頭痛がやわらぐ』A・Oさん(52歳、東京都)

「寝る前にうつぶせになると、深いリラクゼーションが得られるのでまるで瞑想のような時間に。呼吸が深くなって眠りの質も上がっているように感じます。熟睡できるおかげで、翌朝は頭も軽くスッキリと起きられます。低気圧の日などは頭痛に悩まされることが多かったのですが、うつぶせになると痛みがやわらぐので、助かっています

【体験談2】『内臓が正しい位置に戻っていくよう!』K・Mさん(61歳、岐阜県)

「うつぶせになっていると、胃や腸がギュルギュルと鳴りだし、内臓が正しい位置に戻ろうとしているように感じます。そのおかげか翌朝は快便! ぽっこりお腹もかなり凹んできました。さらに年に2回は風邪をひいていたのですが、今では病院に行くことも激減。呼吸がしやすくよく眠れるようになったことで、風邪をひかなくなったのだと思います」

教えてくれたのは……乾亮介さん
理学療法士、ピラティスインストラクター。整形外科疾患、脳血管疾患、呼吸器疾患、心疾患など2000人以上の患者のリハビリに携わる。予防医学サロン&ピラティススタジオ「リハティスプラス」を開設。著書の『うつぶせ1分で健康になる』(ダイヤモンド社)では、うつぶせでできる応用エクササイズも紹介。

(取材・文/樫野早苗)

【『週刊女性PRIME』MSNニュース限定配信記事】