相次ぐ「運転現場」の目撃情報

 杉並区議会議員で『日本維新の会』の松本みつひろ区議はこう語る。

木下都議は選挙期間中、自ら車を運転して、二連ポスター(党幹部らとツーショットで写ったもの)の貼り替えや録音テープを流しているところを何度も見かけしました。

 とても険しい表情でしたが、犯罪行為をしていたからだったんですね

 木下都議は「7月2日から運転できると勘違いしていた」と言い訳をしていたが、そもそも、それ以前にも運転をしていたというのだ。

 同じく都議選に出馬し落選となった公認会計士の前田順一郎氏も、

告示日直前の6月21日にご自身が街宣車を運転しているのを、私はハッキリと見た。私は自分の街宣車のマイクでご挨拶をしたが無視されたので、良く記憶している

 とSNSで告発が続出。

 また木下都議は選挙前の6月上旬、自身のSNSに原付きバイクを自ら運転しながら活動する姿を投稿していた。

 写真ではヘルメットを被りながら選挙ポスターの前でポーズをとる姿や路上にバイクを停めて都政報告をする姿がうつっている。さらには本人も「車の運転」をしていたことを自ら明かしており、言い逃れはできない状況だ(投稿は削除済み)。

 また一部のネットメディアでは木下議員の選挙スタッフが、禁止されている午後8時以降にビラ配りなどの選挙運動を行っていた疑惑も報道。 

 候補者の氏名や顔写真が記載された選挙運動用のビラを配れるのは、選挙期間中の午前8時〜午後8時までで、違反した場合は公職選挙法違反に問われる可能性がある。

 不祥事を「勘違い」で済まそうとする木下都議の疑惑が続々と明るみになっているが、さらに『週刊女性』が取材を進めると、新たな問題も浮上した。

実は木下都議の事務所には、亡くなった議員さんからの為書き(選挙時に使う応援用のポスター)が飾られていたようなのです。しかも、その議員さんは対立候補である橋本久美さんの父親で……

 そう語るのは、今回の選挙で板橋区で木下都議の対立候補だった橋本久美氏の支援者。