新橋、銀座、六本木でも……

 たとえば夕方ごろに“Hungary(ハンガリー)”とプリントされたジャージを着た男性2人組が、10分ほど店内を物色した後に「アサヒスーパードライ6缶入りを2ケース、白ワイン4本」を購入する場面や、黒人女性選手がモバイルバッテリーひとつを購入するのに手こずり、レジ前で右往左往する姿など。

コンビニで酒を買い込む選手と思しき外国人男性たち
【写真】酒を買い込む外国人選手、ブロンド女性の“外出電話”ほか

 また、コンビニから徒歩圏内にある公園では、白のタンクトップにデニムショーツの女性選手の姿を目撃。スマホを取り出して10分ほどの通話を終えると、選手村のほうへと戻っていく。入り口付近になると抱えていた赤いジャージを羽織り、ナップサックからIDを取り出して首から下げる。

8月4日17時ごろ、選手村近くの公園で電話する選手らしきブロンド女性

 このように“気軽に外出する”選手や五輪関係者たちが多く見受けられたが、なにもそれは徒歩に限ったことではない。乗用車を使って施設を出て行く者も──。以下は、周辺で選手を一目みようと“出待ち”をしていた女性の弁。

バンから降りて、業務用のような大量のビールを運ぶのをみました。タクシーで出かけていく人や戻ってくる人もよく見ます

 東京都中央区・晴海エリアには高級ホテルのようなタワーマンションが立ち並ぶ。普段からタクシー利用者が多い街のようで、少し歩いた大通りには多くの空車が行き交っている。

 選手村の出入り口では、『東京2020』のペインティングが施された大会の専用車両以外にも、明らかに“個人利用”と思われるタクシーが多数やってきては人を降ろしている様子がわかった。

 記者も入り口の前で停車したタクシーから、I Dを下げた外国人男性2人組がともに『ABC MART(大手の靴小売店)』と書かれた半透明の大きな袋を手に降りていくのを目撃。運転席のタクシーメーターには『7560円』と表示されていた。単純計算でおよそ20キロほどの移動をしたことになるだろうか……。

 周辺に停車していたタクシー運転手に話を聞いてみると、驚きの実態が明らかになった。

私は乗せたことはないですが、なかにはタクシーに乗って出かける選手の方もいらっしゃるみたいですよ。他の運転手から銀座や新橋、六本木あたりでピックアップして選手村まで運んだ、みたいな話も聞きました。基本的には専用車両で移動すると思うんですけどね。それほど深夜じゃなかったと思いますよ。銀座や新橋に競技会場はないと思うんでねぇ……どこ行ってたんでしょうか」(60代男性)

 8月5日、都内の新規感染者数は過去最多となる5042人が確認された。5000人超えは初のことだという。