日々、新型コロナウイルスの感染者が右肩上がりに推移するなか行われている『東京オリンピック2020』。開催前に菅義偉首相が「安心・安全の五輪」と掲げていた当初とはかけ離れた実態が、現実のものとなっている。

 7月31日、選手村に滞在する大会関係者が観光目的で外出したとして、ジョージアの柔道銀メダリスト2人から大会参加に必要な資格認定証を剥奪(はくだつ)したと発表。

 8月3日には『デイリー新潮』が東京・晴海にある選手村では、《連日“野外パーティ”の乱痴気騒ぎ》になっているという惨状を現場写真とともに報じた。記事によれば、競技が終わった選手たちを中心に、酒盛りをしながら“最後の夜”を大いに楽しんでいたそうだ。

買っていくのは“酒ばかり”

 大会の『プレーブック』には、感染対策のため、選手村を出るのは競技会場など必要最低限の場所に限られ、自由な外出は認められていないとある。また、選手村内でもデリバリーなどで酒を購入することは可能だが、「部屋の中で一人で」というルールが定められている。しかしながら、このようなルール破りの報道は後を絶たない。

管理体制のずさんさが明るみになったからかはわかりませんが、現在、選手村の周辺ではいたる所で警察官がパトロールしているのがみられます。猛暑ゆえ日陰の中を歩くように心がけているようですが、その表情は疲労に満ちていますね。“暑いんで気をつけてください、向こうのほうに影もあるんで”と声をかけあっているのをみました」(スポーツ紙記者)

選手村の周辺をパトロールする警官。後ろ姿からは暑さによる疲労がみてとれる

 大混乱のオリンピック、選手村の現在は──。現地取材を試みた。

 8月4日、『週刊女性』の記者が選手村の出入り口付近で取材をしていたところ、夕方近くになると外出する選手たちの姿が見られた。立っている警備員らも特に干渉することなく、自由な出入りが可能であることがうかがえる。選手村に戻る際にはIDチェックや検温を実施されていることも確認。

 選手村から歩いて5分ほどのところにあるコンビニエンスストアでは連日、選手の姿が多数目撃されているという。

来ます、来ます。夜とか夕方に大勢でいらっしゃいます。首からIDカードを下げていたり、体つきがよかったりで、一目で選手だとわかりましたね。国名が入ったジャージやリュックサックを背負っている方も。買ってくるものはお酒ばかりです。ワインやウイスキーなどを、わんさか買っていきますよ。品切れになることもあって、今だとジャックダニエルとブラックニッカを切らしてます」(店員)

 記者もこのコンビニに出入りする選手と思しきグループを複数確認することができた。