滝沢秀明からのひと言

 特に江田は『嵐』や『KAT-TUN』の亀梨和也と仕事での関係が深かったと話す。

江田「退所するときも松本潤クン、二宮和也クン、櫻井翔クン、亀梨和也クンなどに報告しました。僕は『嵐』のコンサートで演出の勉強をさせてもらっていたので、松本クンにはいろいろとお世話になりましたね。嵐の世界観を作ることに絶対妥協しない方だったのが印象的でした。

 それから亀梨クンのソロコンサートでは、総合演出を担当させてもらいました。もちろん亀梨クンと一緒にという形ですが、とても光栄なことでしたね」

山本「そのコンサート、実は『宇宙Six』がバックダンサーだったんです。その中で剛が総合演出に抜擢されて。

 多分ですけど、後輩が先輩のコンサートの総合演出を担当するのって、ジャニーズ史上初だと思いますよ。“剛、どんな立場なんだよ!”って(笑)。あの時は後輩からも“コレオグラファー(振付師)の江田剛だ!”ってイジられてましたね!

江田「松本潤クンみたいな演出家になりたいですね。亀梨クンもそうですが、おふたりから学んだことを『えだりょ』のコンサートでも生かしていきたいです」

 一方の山本は、現在のジャニーズにおける中心人物から学びを得たそうだ。

山本「僕の場合は、滝沢秀明クンや堂本光一クンとプライベートでも仲良くさせてもらいました。光一クンとはご飯に行かせてもらったり、光一クンの舞台に出させてもらったのもご本人からの話だったので、とても感謝しています。

 僕自身、光一クンの舞台に夢をもらっていました。『エンドレスショック』を20年も同じ演出でやり続けているって本当にすごい! 毎回必ず階段から転げ落ちる演出があるんですけど、スタッフの方から“少し公演数を減らした方が……”という声が出ても、決して減らさないのが光一クン。妥協しない姿と“これがお客さんに夢を与えるってことなんだ!”と強く感じました

 滝沢からの一言にも強く影響を受けた。

山本亮太と江田剛
山本亮太と江田剛

山本「同じ舞台に立たせてもらった際に、僕の膝の持病で歩けないほどの痛みが襲ってきた時があったんです。その時に滝沢クンに謝ったら“もしお前が主演だったらどうするんだ?”って言われて。もし自分が主演だったら公演ができなくなる、という責任感を常に持つことを学ばせてもらいました」

江田「見てきた背中がすごく大きかったんだよね」

元ジャニの山本亮太&江田剛が『えだりょ』結成で初肉声「メリーさんの素顔」♯2へ続く。