離婚、病気、ケガ、倒産、親の介護、自然災害……。人生の岐路に立たされるようなピンチにみまわれ、まとまったお金が必要になったとき、かなり「使える」のが、国や自治体の助成金や給付金だ。セーフティーネットともいうべき、お得な制度の最新情報をご紹介する。

急なピンチはいつ来るかわからない

 長い人生、いつどんなピンチが襲ってくるかわからない。避けられない出来事が起きたとき、最後に頼りになるのはやっぱりお金だ。災害や失業、病気など、いざというときの備えとして、月の生活費の3~6か月分が必要だといわれている。

 結構な額になるが、実はそんなとき、国や自治体の助成金や給付金が頼りになる。

「結婚や出産、転職、定年など、人生のターニングポイントで私たちの生活環境は一変します。まとまったお金が必要になるケースも多く、特に突発的なピンチであるほど、家計への影響は大きくなります」というのは、税理士でファイナンシャルプランナーの服部大さんだ。

 助成金や給付金は、国や自治体から、一定の条件を満たす対象者に支給されるお金。財源は公的な資金なので、受けるためには届け出が必要。

 少々面倒に感じるかもしれないが、そのひと手間で、さまざまなピンチを乗り越えられる可能性が高まると服部さんは言う。

 これらの支援制度は種類が多く、出産や育児、離婚、老親の介護、失業、災害と幅広い。さらに、長引くコロナ禍で助成や社会保障制度に頼らざるをえない人が急増したため、新たな支援制度も創設されている。

いまお金のことで困っている人は、ぜひ一度、使える支援がないかチェックしてみてください。支援制度を利用するのは私たち国民の権利ですので、大いに活用してほしいと思います」(服部さん、以下同)

 次から、さまざまな人生のピンチを救ってくれる代表的な制度を紹介する。

【「まさか」は突如やってくる! 人生のピンチ「例えば年表」】

<ピンチ1>ケガで長期休職(47歳)
 通勤中の交通事故でまさかの大ケガ! 1か月間、仕事を休むことに。給料はどうなる!?

<ピンチ2>夫の会社が突然倒産(50歳)
 夫が勤めていた会社が倒産し、無職に。しかも未払いの給料が!倒産したら、もうもらえない?

<ピンチ3>コロナで収入減(53歳)
 勤めている飲食店のシフトが激減。給料が減って、このままでは生活できない!

<ピンチ4>離婚でシングルマザーに(55歳)
 夫との離婚が決定。この先、自分1人だけで子どもを養えるか心配……

<ピンチ5>老親の介護(58歳)
 急に親が病気で倒れて入院。ついに高齢の親の介護がスタートした。いろいろとお金がかかりそうで不安が……。

<ピンチ6>自然災害で被災(63歳)
 大きな災害でなんと自宅が倒壊!住む家がなくなって、この先どうなることやら……。