日本語と英語がどっちつかずに

 その甲斐あってか、日本で暮らしながらも英語を話し、外国人と接することが日常の“外国育ち”になったCocomiKoki,。そのためか「日本語の不慣れ」という“弊害”が起きやすくなるとも。英語教育に力を入れている学習塾講師に聞くと、

「幼い頃から英語教育にご熱心な家庭に見られがちなのが、“日本語は放っておいても身に付くだろう”と軽視する考えです。もちろん幼少から習わせる利点は多いですが、英語漬けの日常生活を送ることで、本来覚えるべき日本語とのバランスを損ねてどっちつかずになる恐れもあります。将来のビジョンやケースにもよりますが、英語は“第2言語”として習得させることを念頭にまずは日本語と区別させる必要があると思います。

 また、こと敬語に関しては自然に身に付くのではなく、これは教わることで理解できるもの。お子さんが外国人向けのインターナショナルスクールに通っているのであれば、敬語を学ぶ術はなく、これを教えるのはご両親の役目になると思います」

 姉妹の両親、静香と木村は共に10代で芸能界に身を投じているのだが、彼らもまた敬語が不慣れだったのだろうか。

「木村くんは目上、目下に関係なく礼儀に関しては人一倍重じていますが、ただ言葉遣いに関しては昔から丁寧な方とは言えず、“やんちゃ”キャラが売りだった静香さんもまた同様に見えますね。英語は後付けで上達できても素養は急に備わるものではなく、日本語を苦手とする姉妹は、まさに両親の生写しと言えるのかも。

 まあ、描いていた将来設計とは少々変わったわけで、静香さんとしても海外にいるはずのCocomiKoki,がまだ日本にいて、しかも日本の芸能界で仕事をしているとは夢にも思わなかったのでしょう(苦笑)」(前出・芸能プロマネージャー)

 まだ若い姉妹だけに、日本語もどんどん上手くなることだろう。