色、たるみ、クマ……顔でわかる大病の兆し

 自覚症状がまだないときでも、顔には病気の兆しが表れている。ここでは中高年に多い6つの病気の兆候と、おすすめ食材などのセルフケアを紹介。顔にこれらの特徴が現れたら、病院を受診して早期発見&早期治療につなげよう。

 顔診法は大病の兆しを発見するのにも役立つ。

「70代男性のBさんは、耳たぶに深いシワが入っていました。これは脳卒中の兆候ですから検査をすすめたところ、脳血管のつまりが判明。大事に至る前に治療できたのです」

 このように症状が出たり悪化したりする前に、対処できるのが顔診法のいいところ。

ただし、顔診法は診察法のごく一部。それだけで身体の状態すべてがわかるわけではありません。ですから兆候にかかわらず、体調に異変があれば受診を。他人に顔診法を用いるのも控えましょう」

■眉間の縦ジワに注意……糖尿病
 糖尿病の兆候は主に眉間の右側に表れる。眉間のやや右寄りがふくらんだり、眉間右側に縦ジワができたりしたら要注意。おすすめの食材は、塩だけで味つけして煮込んだあずきやかぼちゃ。血液をきれいにする効能がある。

■切れそうなくらい深いシワ……脳卒中
 耳は人体の縮図で、耳たぶは頭(脳)に該当するといわれる。ここに深いシワが入るのは脳卒中の前兆で、シワがある側の脳に異常の疑いが。食べ物では、血液をサラサラにするしいたけ、血管を強くするひじきなどを食べるとよい。

切れそうなくらい深いシワ イラスト/石崎伸子

■不自然な腫れは……心臓病
 鼻の頭が赤いのは、心臓にストレスがかかっているサイン。鼻が不自然に腫れている場合、心臓が肥大している可能性が。心臓によいのは苦みのある食べ物なので、焼きおにぎりや玄米コーヒー、ゴーヤ、ピーマンなどがおすすめ。

不自然な腫れ イラスト/石崎伸子

■白目の色をチェック……肝臓病
 眉間左側の縦ジワは肝機能低下、眉間の赤みは肝炎の前兆、眉間中央のふくらみは肝臓肥大や脂肪肝、黄色い白目は肝臓病の進行の疑いがある。肝臓にいいのはシジミやカキなど貝類。肝臓の負担となる酒類や添加物は控えめにしたい。

白目の色 イラスト/石崎伸子

■目の下に異変はないか?……腎臓病
 目の下がふくらんだりたるんだりするのは腎臓肥大の兆し。目の下のクマは毒素の排泄が滞り、腎臓が硬直しているサイン。あずきや黒豆など色の濃い豆類、海藻類がおすすめ。腎臓は冷えに弱いので腰にカイロを当てるのもよい。

目の下の異変 イラスト/石崎伸子

■ほおの黒ずみは……肺の不調
 眉間に横ジワは肺の下側に悪いものが滞っているサイン。ほおに縦の黒ずみができるのも、肺の不調の疑いがある。食材でおすすめなのはれんこん。特に節の部分は薬効が高い。1日20~30回、腹式呼吸で深く呼吸するのも肺によい。

ほおの黒ずみ イラスト/石崎伸子
『顔を見れば隠れた病気がわかる』(マキノ出版)顔診法の詳細な説明、症状別エクササイズなどを紹介。

(取材・文/中西美紀)

教えてくれたのは……三浦直樹先生
みうらクリニック院長。薬だけに頼らない各種自然療法を研究。顔診法が学べる望診法講座を全国で開催している。著書に『週一断食で万病が治る』(マキノ出版)など。