大人な感じで一歩、踏み出したい

 ビートたけしの下積み時代を描いた本作。劇場でのコントにこだわる深見と、テレビでの漫才に魅力を感じていくタケシ。思い描く2人の芸人像にだんだんズレが生じていく……。

 映画『誰も知らない』('04年)でデビューし、カンヌ国際映画祭で史上最年少&日本人初の最優秀主演男優賞に輝いた柳楽にとって、下積みといえる時間はあったのだろうか?

「うーん。僕は中積みですね(笑)。20代前半、少しだけ演技から離れていた時期があって。普通にアルバイトしてました。ただ俳優業じゃないところで、いろいろ学べたことで視野がすごく広がりました。僕にとってすごく大切な時間だったし、財産だなと思っています

 現在、『二月の勝者-絶対合格の教室-』(日本テレビ系)にも主演中。ドラマのスケジュールは半端じゃないと笑う。そんな多忙な日々のリフレッシュになっているものは、意外や護身術。

「合気道のような感じの護身術を習っていて。撮影がないときは週2日くらい道場に通っています。あとはジムかなぁ?身体鍛え始めたんですよ。ディーン・フジオカさんや西島秀俊さんみたいな細マッチョになりたくて。写真集なんか出したいな。31歳なので、色気を感じてもらえるようなやつ(笑)。大人な感じで一歩、踏み出したいですね」

 間違いなく日本のエンタメ界を牽引する俳優のひとりである柳楽。今後、どんな自分になっていきたいかと尋ねると、

「スーパームービースターを目指してます!」

 と極上笑顔。しかし、それは一体……?

「“スーパームービースターとは何ですか?”って聞かれるとわかんないんですけど(笑)。ただ、自分がそれになれたと思えたら、スーパームービースターなんです。現状?まだまだ全然。それに向けて頑張っている、という感じですね」

 ますます面白い俳優になっていきそうだ――。

タケシにとっての深見千三郎のような恩人は?

「蜷川幸雄さんですね。僕の初舞台(『海辺のカフカ』'12年)が蜷川さんの演出で。舞台上での発声方法も知らなかったところから、しっかり鍛えていただいて。本当に勉強になりました。演技をすることの楽しさと厳しさを教わった気がします。間違いなく、俳優としての糧になっていると思います」

Netflix映画『浅草キッド』12月9日〜 全世界独占配信
https://www.netflix.com/浅草キッド

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〈スタイリング/長瀬哲朗(UM) ヘアメイク/佐鳥麻子 衣装協力/DENIM LEATHER × TOMORROWLAND〉