残念ながらファーストステージの5つ目のエリア『ドラゴングライダー』で脱落。その後は本業のスケジュールもあり応募はしていないというが、再挑戦を目指し400万円をかけてパーソナルトレーニングジムの器具をそろえたという。

「ボートレースのパフォーマンス向上がいちばんの理由ですが、また『SASUKE』に出られたときのために、サードステージにあるクリフハンガー(3センチの突起にぶら下がりながら移動するエリア)は作りました(笑)。本格的に筋トレを始めてからは身体の故障もなくなりましたし、本業のボートにもいい効果が出ていると思います」

出場者が語る“魔城ぶり”

 一般出場者はノーギャラなのに加えて地区予選、本選含めて交通費も自己負担。それなのに、トレーニング器具などへの投資をしてまで出場したい理由を聞くと、笑顔でこう答える。

「子どものころに遊んだアスレチックの延長線上にある競技なので、童心に帰ることができるんですよね。そして1つ1つは簡単そうに見えるけど、すべてをクリアするのは難しい。『筋肉番付』のモンスターボックス(とび箱)などは特殊なトレーニングを積んだ人でないとクリアできないけど、『SASUKE』の場合は頑張ればプロのアスリートでなくてもクリアできるかもと思わせる絶妙さがあります。そんなところが“SASUKE沼”にハマる理由だと思います」

下條雄太郎のパーソナルジムには『SASUKE』にもあるクリフハンガーエリアも作る気合いの入れよう
【写真】SASUKE挑戦者が400万円かけて作ったパーソナルジム

 同じく、過去に出場経験のあるタレント・Aさんにも話を聞いた。

「僕は運よく2度目で合格することができましたが、タレント枠でオーディションを受けた人でも何回受けたかわからない……というほど、落ち続けている方もたくさんいましたね。旬なタレントの方はわかりませんが、基本的には知名度よりも身体能力の高さで出場者を選んでいると聞きました」

 オーディション合格後は仕事の合間を縫って筋力トレーニングなどを行ったほか、過去の放送を見てイメージトレーニングに1時間以上費やすなど研究を重ねたというAさん。それでもファーストステージで脱落してしまったという。

「運動ができる人であれば、何でファーストステージもクリアできないの? と不思議に思うかもしれませんが、“目に見えない罠”がたくさん仕掛けられている魔城でした。

『SASUKE』は実際に体験しないとわからない難しさがあるので、どんなにすごいアスリートの方でも初挑戦で完全制覇するのはほぼ不可能だと思います。持ち前のフィジカルだけではクリアできないことがわかりましたね」