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ー 外出せずに自宅で薬を受け取れる ー 出張先や旅行先でも

 いよいよ本格化してきた花粉の季節。薬の受け取りには病院や薬局へ定期的に通う必要があるが、外に出るのがつらく苦痛に感じている人も多い。

 そこで利用したいのが、GMOヘルステックが開発した「薬局24 byGMO」(以下、薬局24)の処方薬デリバリーサービスだ。

外出せずに自宅で薬を受け取れる

「薬局24は、患者さまの利便性を追求するために生まれた渋谷の調剤薬局。スピーディーかつ正確な調剤ロボットを導入し、直接薬局に足を運ばなくても自宅で薬を受け取っていただける処方薬デリバリーサービスを行っています。

 薬局24のこのサービスは、オンライン上でクリニックの検索、予約、診療、決済を完結できる『GMOクリニック・マップ』内で利用可能なサービスのひとつで、併せて使用することで、診療から薬の受け渡しまで一連の流れを全て自宅で完結することができます」

 と話すのは、GMOヘルステックの広報担当者。

 ただ、現在はGMOクリニック・マップ未連携で掲載のみのクリニックもあるため、処方薬デリバリーサービスの単体利用を活用しよう。電子処方箋の控えか引換番号が受け取れる病院であれば、全国どこでも薬の受け取りが可能に。

「花粉症で外出が辛い人はもちろん、小さなお子さまがいるご家庭で薬局までの移動、待ち時間を減らしたい人、薬局での混雑を避けて二次感染を減らしたい人などに最適のサービスです」(GMOヘルステック広報担当者、以下同)

 では、実際に利用するにはどうすればいいのか。

「診療予約から薬の受け取りまで、すべて自宅で完結したい人は、GMOクリニック・マップに登録して、行きたいクリニックの検索、オンライン診療予約を行ってください。

 その際、診療予約と同時に、薬局24の『指定住所へ配送』を選択します。するとオンライン診療後に、クリニックから薬局24へ自動的に処方箋情報が送信されます」

 また、薬局では薬をもらう際に、対面で薬剤師から服薬方法や注意点などの説明を受ける服薬指導が必要だが、これも薬局24を利用することで、スマホのビデオ通話で済ませることができる。

出張先や旅行先でも

「オンライン服薬指導の予約は、診療後に日時を設定できます。薬局24を単体で利用したい場合は、電子処方箋の情報をアップロードすることで、オンライン服薬指導の予約ができるようになります。その際に、予約時間や保険証、クレジットカード、住所などを登録すれば完了」

 オンライン服薬指導は、本人が服薬指導を受けられない特別の事情がある場合、かつ本人の服薬状況を把握していて服薬指導内容を伝えられる人であれば、代理で行うことも可能。

 服薬指導とクレジットカード決済での薬の購入を15時までに完了すれば、渋谷にある薬局24から当日中にゆうパック、またはゆうパケットで発送してくれる。

「関東近郊であれば翌日、遠方でも3営業日程度には薬が手元に届きます。ポスト投函できる分量であれば、対面受け取りも必要ありません」

※写真はイメージです
※写真はイメージです

 出張先や旅行先でも、オンライン診療を受け、薬局24に処方薬デリバリーサービスを頼んでおけば、帰宅時に自宅ポストでいつもの薬を受け取るなんてことも可能なのだ。

「お届けまでに最低でも1日はかかるので、あくまで急ぎでない患者さん向きです。花粉症のようなアレルギー、慢性疾患などで定期的に服薬が必要な方には、特におすすめ。また、服薬指導を他の人に聞かれたくないという場合も、オンラインで受けることでプライバシーを確保できるので、便利です

 もし当日中に薬を受け取りたい場合は、事前に処方箋の情報を送って待ち時間を短縮できる、薬局24の処方箋モバイルオーダーの利用もおすすめだ。

 薬局24の処方薬デリバリーサービスを上手に活用して、これからの花粉の季節を快適に乗り切ってほしい。

すぐ受け取りたい時は?
 診療後に発行された処方箋の画像を処方箋モバイルオーダーのページで薬局24へ送信すると、薬ができた時点でSMS通知がくる。あとは好きな時に薬局24へ行って薬を受け取るだけ

実際の処方薬デリバリーサービス利用の流れ
(1)医療機関で電子処方箋の引換番号を受け取る
(2)オンライン服薬指導の予約後、案内に従い説明を受ける
(3)クレジットカード決済後、自動発送


取材・文/井上真規子