「ネットテレビ局ABEMAや、見逃し配信サービスTVerでの視聴を意識してスタート。スマホでの視聴が当たり前の'90年代後半から'00年代生まれの“Z世代”から支持を受けています。『激レアさん』と『ロンハー』の時間短縮から、“未来のお客さま”ともいえるZ世代を取り込みたい思いが伝わってきますね」(テレビ誌編集者)

視聴者の習慣が変わった

 反対にテレビ朝日系のくりぃむしちゅーの冠番組『くりぃむナンタラ』とバイきんぐ小峠英二が司会を務める『電脳ワールドワイ動ショー』は30分から1時間に倍増。TBS系の『バナナマンのせっかくグルメ!!』は1時間から1時間半に拡大する。

「時間が拡大しても飽きさせないMCの実力があり、リアルタイム視聴率が期待できる番組は放送時間を延ばすなど、各局いろいろ試している印象はありますね」(前出・制作会社関係者)

 日本テレビ系の『月曜から夜ふかし』や、かまいたちMCの『超無敵クラス』、TBS系の『週刊さんまとマツコ』など放送枠が移動する番組も多いが、前出の大塚さんはこのように分析する。

『くりぃむしちゅー』は冠番組の放送時間が拡大し、上田晋也は新番組も始まる
【写真】オシャレ着で我が子の運動会にやってきた『くりぃむしちゅー』の上田晋也ほか

「以前は習慣で視聴する人が多かったため、ゴールデン帯への昇格も含めて枠移動はリスクが大きいといわれていました。しかし、録画や見逃し配信で視聴する人が増えたことで、人気番組は放送枠に関係なく視聴してもらえる。そのため、局としても枠移動をしやすくなったのでしょう」

 テレビ朝日に『激レアさん』と『ロンハー』の放送時間が短縮されることについて問い合わせるも、

「現時点で4月改編についてお答えできることはありません」との回答にとどまった。

 近年、若者のテレビ離れが叫ばれているが、新しい試みでZ世代を取り込むことはできるか。