「一昨年の12月10日、松坂桃李さんと戸田恵梨香さんが婚姻届を提出しました。昨年5月19日には、星野源さんと新垣結衣さん、9月28日には櫻井翔さんと相葉雅紀さんが結婚発表をしましたが、どの日も一粒万倍日と大安が重なる吉日。一般の方々の間でも、一粒万倍日など縁起のよい日に合わせて婚姻届を出すカップルが増えています」(結婚情報誌編集者)

 今年の1月11日は、実際に婚姻届を提出する夫婦が多かったのだろうか? 杉並区役所の担当者に話を聞くと、

「11日、杉並区に提出された婚姻届は170件ほどです。毎年、元日に50件ほどの婚姻届が提出されるのですが、今年は20件ほどと、例年に比べて少なめでした。吉日が重なる11日を狙っていた人が多かったのではないでしょうか」

1月11日は滅多にない幸運日が重なった

 元日の8・5倍の婚姻届が提出されたというが、ここまで多いのは稀だという。

「この件数は令和に入ってから2番目に多い数字なんです。杉並区で婚姻届の提出が最も多かったのは、元号が変わった令和元年の5月1日で、360件ほど。改元という数十年に1回の特別なイベントを除けば、通常11月22日の“いい夫婦の日”に提出が集中します。それでも昨年は70件ほどだったので、いくら開運日とはいえ、11日にこれほど多くの区民のみなさまがいらっしゃったことに、正直とても驚いています」(同・区役所担当者)

 最近、耳にするようになった“一粒万倍日”や“天赦日”。縁起がいいとされる理由を占い師のイヴルルド遙華さんはこう解説する。

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「一粒万倍日は一粒の籾が広がって、万倍にも実り稲穂になるという意味で、発展・繁栄の日とされています。天赦日は、天が万物の罪を赦す日とされ、世の中のすべての神様が天に昇り天が万物の罪を許し、何事もうまくいく“最高の吉日”といわれています」

 1月11日に結婚が相次いだ背景には、その日付も関係しているようだ。

「1月11日は“甲子の日”。甲子の日とは、十干の最初の“甲”と十二支の初めの“子”が合致する日で、60日に1度巡ります。なので1月11日は新しいことを始めるにはうってつけの日だったというわけです。また“111”と数字が並ぶので願望成就・恋愛成就の意味もあり、めったにない幸運日が重なりました」(イヴルルドさん、以下同)