「いつもニコニコと明るくて、優しい人柄でした。人さまに恨まれるような人では決してないので、どうしてあんなひどいことに……」

 近所に住む主婦は涙目でそう話したーー。

 17日の正午ごろ、事件は茨城県笠間市の小谷朋子さん(57)宅で起きた。小谷さん、帰省していた娘(25)が生まれたばかりの乳児を抱えて買い物から帰ると、小谷さんの娘婿(義理の息子)で会社員の児玉大地容疑者(25)が待ち伏せしていた。そこで小谷さんと口論になった容疑者は、持参した刃物で小谷さんの首などを複数回、刺した。

「娘さんが警察に通報したようです。事件から約1時間後の午後1時3分、搬送先の病院で小谷さんの死亡が確認されました」(全国紙社会部記者)

 司法解剖による死因は、頸部損傷による失血死だった。

 容疑者は現場から逃走するも、およそ6時間半後に隣町の路上で見つかり殺人の容疑で逮捕された。

「警察が容疑者を確保するときも、抵抗するようなところはなかったし、取り調べに対しても素直に応じていて容疑も率直に認めています。ただ、反省しているような言葉はいまのところ口にしておらず、肝心の動機についてもまだわかっていません」(同・全国紙社会部記者)

被害者は優しくて、親切で社交的

 冒頭の主婦は信じられない様子でこう話す。

「亡くなった小谷さんはとにかく穏やかで、優しくて、親切で社交的。私も昔、子育てについて相談したら、自分の経験を交えながら、親身に教えてくれた。本当に面倒見のいい人なんです。90歳を超えたおじいちゃんの介護もきちんとやっていたし」

 そんな人を、なぜ義理の息子は殺してしまったのだろうか……。容疑者は、小谷さんの娘と数年前に結婚。事件現場となった小谷さん宅から55キロメートルほど離れた新興住宅地にあるメゾネットタイプのアパートに住んでいた。そこで、同アパートで聞き込みをするも、容疑者のことを知る住民はいなかった。

 そんな中、小谷さん宅に隣接している工場の従業員が犯行時に“ある声”を聞いたという。