この広報担当者によれば「一般的な研究者の序列は講師、助教、准教授、教授という順番」だという。教授というポジションに就任するには先が長いように思えるが、桝アナであれば“スピード出世”もありうるようだ。

 法政大学社会学部の教授で、メディア文化論などを専門とする稲増龍夫さんが解説してくれた。

妻が“GOサイン”を出した理由

「通常のケースで考えると、助教から教授になるには最低でも10年程度はかかるかと思います。ただ、桝さんのような特殊なケースであれば、いきなり教授になることもあるのではと思います。

 近年では、研究成果に加えて教育面や、講演会などの学外での活動も評価されるようになっているので、そういった点でも知名度のある桝さんは、一般の研究者よりも早く教授に就任する可能性は十分あるでしょう」

 研究結果を桝アナ本人が公の場で発表すれば、普段科学に興味のない人々も関心を持つきっかけになるに違いない。

 ただ、出世願望が強かったという彼が研究者に転向することになった理由って?

「『鉄腕!DASH!!』のロケ企画に出演した際に海や川の生態系に触れたことで、学生時代の“研究者魂”が再燃したみたいです。『ZIP!』でも総合司会ながら、水族館や博物館でのロケに参加することも多く、現場では目を輝かせているし、明らかにテンションが上がっていて(笑)。根っからの生物好きですし、アナウンサーとしての技術も生かせる分野に挑戦してみようと一念発起したのでは」(前出・日本テレビ関係者)

『鉄腕DASH!!』にもたびたび出演していた桝太一アナ
『鉄腕DASH!!』にもたびたび出演していた桝太一アナ
【写真】桝太一アナ、『鉄腕DASH!!』の川ロケでイキイキとする姿

 約束を交わしたという妻も、彼の熱意を支える決心がついたのだろう。

「助教になると、アナウンサー時代よりも給料が低くなる可能性はありますが、週に1回の『バンキシャ!』での出演料もあるので、収入面の不安はないと思いますよ。彼は服装や時計など、趣味にお金をかけたりする浪費家ではないですし、これまでの貯金もあるでしょうしね。

 奥さんとしては、お子さんが成人するまでは“安定した会社員として働いてほしい”という気持ちが強かったそうですが、研究者としての夫の熱意と収入面での不安が解消されたことで“GOサイン”が出たのではないでしょうか」(同・前)

 科学の“バンキシャ”として、新しい分野での活躍を期待しています!


稲増龍夫  法政大学社会学部教授。社会心理学•メディア文化論専門。『グループサウンズ文化論 なぜビートルズになれなかったのか』(中央公論新社)ほか著書多数