1980年に『哀愁でいと』で歌手デビューして以来、燦然と輝くスーパーアイドルとして今もなお魅了し続ける“トシちゃん”こと田原俊彦サマ。そんな彼も昨年の2月に60歳を迎え、いよいよシニアの仲間入りに。とはいえ、現役アイドル継続中のトシちゃんだもん、還暦の祝砲だって一筋縄ではいきません。その証拠に、今年の1月28日に発売された写真集『DOCUMENTARY』(講談社)には、ファンが悶絶級のイケ散らかしまくったお宝写真が盛りだくさん! さっそく本人にお話を伺いました!

本作りのきっかけは、若い頃に何度もお世話になった宿敵・フライデーチームからのお誘いだったの。こっちは何人もの女友達と疎遠になって散々な目に遭ったっていうのに、よくもまぁ……って思ったよね(笑)。でも、これも何かの縁かと思ってタッグを組んでみたら、とんでもないモノができちゃった。印刷や装丁にもこだわったからちょっと強気の価格設定だけど、それだけの価値があるって自信はある!

田原俊彦写真集より (c)『DOCUMENTARY』下村一喜/講談社

職業“田原俊彦”を続けるための努力は欠かさず

 トシちゃんの言葉とおり、総工費400億円超えのバブリーなホテルで撮影されたゴージャスなトシちゃんから、今もなおデビュー当初を彷彿させるチャーミングなトシちゃん、さらには外国人美女をはべらせたイケイケなトシちゃんなど、まさに“田原俊彦七変化”! そして一番の見せどころは、多くのメディアにも取り上げられて話題になった、真っ赤なふんどし姿のセミヌード!

この発案もフライデーチーム。でも、セレモニーを飾るにふさわしい写真なのかなって思って、2つ返事でOKしたよ

 その姿たるや、ファンでなくともため息が出てしまうほどの美しい肢体。“これで還暦!? ”と思った人も大勢いることだろう。ほどよく鍛えられた筋肉、ハリのある肌、たるみのない丸みを帯びたヒップと、まさにパーフェクトボディ。さぞかし時間やお金をかけて体力づくりに時間をかけたかと思えば、その答えは “ノー”。

会見でハイキックをきめる田原俊彦

そりゃね、さすがに脱ぐことが決まったあとは、少しは鍛えた方がイイかな~って思ったよ。でも撮影の数日前にギックリ腰をやっちゃって。だから本当に何もできなかった。 それでこのクオリティだから、やっぱり俺ってスゴイよね。もうビッグ超えちゃってるよ(笑)! 唯一ギャランドゥだけは、技術面で多少カバーしてもらったかな

 確かにデビューから現在までステージに立ち続けていることを考えると、その言葉もあながち嘘ではなさそう。

プライベートの自分は食べるのも飲むのも大好きだし、頭の中は女の子のことしか考えていない(笑)。でも、42年間“田原俊彦”って職業を続けるための努力は欠かさなかったよ。トレーニングはもちろん、どんな時でも人に見られているって意識を持って生きてきたと思ってる。だからこの状態が普通なんだよね。多分、朝起きてコーヒー飲む時ですら姿勢イイんじゃない?

 そんな彼のアイドル人生を凝縮したかのような写真集。撮影したカメラマンの下村一喜さんは“点数をつけるなら100点満点で7億点”というトンデモ数値を叩き出していたけれど、当の本人にとってはどれくらいなの?

「80点かな。普段からヘラヘラしているイメージが強いと思うけど、表現者としての目線では意外とストイックなんですよ。今回の撮影に限らず、ステージが終わったあとは“もっとできたんじゃないか?”って反省の繰り返し。もちろんどんな仕事でも毎回全力で挑んでいるし、この写真集でも自分を出し切ったつもりだけど、どうしても厳しい目でジャッジしちゃうんだよね」

週女を眺める田原俊彦「表紙は稲垣吾郎か〜」

 これまでの明るいテンションとは違い、本気モードで語るトシちゃん。だからこそ、この年齢まで現役アイドルを続けてこられたのだろう。

そうね。ファミリー(トシちゃんのファン)にも70歳まで歌い続けるって宣言しちゃったから。でもね、最近はステージが終わると疲れが抜けにくくなったし、昔に比べてキレが悪くなったなぁって思うよ。最近YouTubeで20代の映像を見返したんだけど、当時の俺ってマジでキレキレでスゴいんだよ! ただ色気は年齢を重ねた今の方が表現できているって思う。若いだけがすべてじゃないんだよね。だから、俺にはまだまだ伸びしろがあるはず!」

 さすがトシちゃん、これぞアイドルの鑑!

15歳でジャニーさんに見出してもらって、そこから紆余曲折あっていろんなことを経験してきたけれど、その積み重ねがイマにつながっていると思う。そしてうれしい時も辛い時も、一番の支えになってくれたのはファミリーの存在。そんなファミリーのために、いくつになっても“トシちゃんスゴイ!”って言われるように頑張りたいし、夢や希望を与え続ける存在でありたいですね。って、ちょっとイイこと言っちゃったー!

はい、その言葉を信じて、これからもいちファンとして見守り続けます!

「最後にこれだけは言わせて。この写真集は本当に自信作だから! 観賞用、保存用と最低2冊は手にしてもらいたい。そして余裕があれば布教用もぜひね(笑)!」

田原俊彦の写真集『DOCUMENTARY』(講談社/本体価6000円)※書影をクリックで購入ページへ

取材・文/三輪順子 撮影/齋藤周造