「僕もリアルタイムの少年期が'80年代で、夏休みはよく母ちゃんの実家の四国に行っていたんです。朝から隣の町にカブトムシを捕りに行ったり、釣りをしに行ったりとか、その帰りに雷雨にあって命からがら戻ってきたり(笑)。映画を見ているといろんなことが思い出されて、自分の子ども時代を見ているような感覚になりましたね」

 草なぎ剛が『ミッドナイトスワン』以来、約2年ぶりの映画出演。幼いころの夢を叶えて小説家になった主人公・久田孝明の大人時代を演じている。物語は'80年代の長崎を舞台に、イルカを見るために冒険に出る子ども時代の久田(番家一路)と友達の竹本(原田琥之佑)のひと夏を描いた青春ムービー。まさに同世代で懐かしい世界観と語る草なぎに、子ども時代の思い出を語ってもらった。

「映画でも出てくるんですけど、キン消し(キン肉マン消しゴム)は僕も集めていました。キン肉マンとかロビンマスク、ウルフマンが欲しいんですけど、いつもキン骨マンが出てくるんですよ(笑)。何回ガチャガチャやってもそればかりで、もっとほかのキャラクターも入れてくれって思っていましたね。

 あと、ファミコンとかのテレビゲームも僕の子どものころに発売されて夢中になっていましたし、そういったものが僕のいまの基盤になっていて、とても懐かしいですね」

子ども時代の夢がいまの職業に

草なぎ剛 撮影/廣瀬靖士

 子どものころに、憧れているアイドルもいた。

「小学校のころから少年隊は好きで、僕も歌ったり踊ったりしたいなと憧れてこの世界に入りました。いまでもYouTubeとかで当時の映像を見ると、子どものころと変わらずワクワクしますね。それこそ演じた久ちゃんじゃないですけど、子ども時代の夢がいまの職業になっているというのは最高ですよ。もうラッキーですし、グッドグッドです(笑)」

 少年2人の青春物語であり、愛情深い久田の両親との家族の日常を描いた本作。草なぎ自身は、子ども時代の両親との思い出をこう話してくれた。

「父ちゃんと母ちゃんはとても温かかったですね。食べるのが好きだったので、よく焼きうどんとか野菜炒めを一緒に作って、みんなで食卓を囲んであれこれしゃべっていたのを覚えています。

 この作品では、子どものころの思い出の味として鯖缶が出てくるんですが、僕としてはみそ汁ですね。豆腐とわかめとか、なめこ汁が大好きだったんですよ。みそ汁さえあればOKみたいな感じだったので、いまでも食べたいなって思います」

 小さいころから食べるのが好きだったと語るが、いま夢中になっているのがコレ。

「いまギター熱が上がっていて、新しい曲を作っているんですけど、全然できないんです。曲がまったく降りてこなくて才能ないのかな(笑)。斉藤和義さんが好きで、この前YouTubeで『歌うたいのバラッド』を見たんですが、素晴らしくてああいうふうに弾きたいなって。あの曲は10年前くらいからカバーしようと練習しているんですが、いまでもマスターできないんです(笑)。もっと練習して、いつかみなさんに披露できたらいいなって思います」

最近ハマってます!

「最近フィルムカメラを始めて、露出とかシャッタースピードを自分で決めながら撮るのを楽しんでます。きっかけは、『拾われた男』ってドラマで共演した仲野太賀くんがやっていて、その影響で始めました。太賀くんはロケ中に僕のこと撮ってくれて、写真集にしてくれたんです。風景とかをよく撮っていて、ブレたりもするんですけどそれもまたいいんですよ。インスタにあげたりもしているので、ぜひ見てください(笑)」

『サバカンSABAKAN』(C)2022SABAKANFilmPartners

『サバカン SABAKAN』

8月19日(金)より全国ロードショー
出演:番家一路 原田琥之佑 尾野真千子 竹原ピストル 草なぎ剛

配給:キノフィルムズ (C)2022 SABAKAN Film Partners

ヘアメイク/荒川英亮 スタイリスト/黒澤彰乃