週刊誌サイドの打診に応じる理由

「芸能人本人から“このようなトラブルが起きています”と週刊誌に持ち込むことはほとんどないですね。ただし、まれに知人、友人を介して持ち込ませることがあります。また、そのタレントさんの事務所の方が打診してくる場合も。大抵は、裁判沙汰といったトラブルになっていることキャッチした週刊誌サイドが“うちで告白しませんか”と打診するケースが多い」

 それにしても、タレント側が世間にあえて揉め事のあれこれを明かす必要はあるのだろうか。そんな週刊誌の“誘い”に応じる背景はというと、

「夫婦で揉めているといったことが明らかになった途端、テレビ、ラジオをはじめとしたメディからは“扱いづらい存在”なります。トラブルが大きくなった際に出演シーンがお蔵入りになることはまず避けたいですから。何を書かれるかわからない、それよりは“自分の主張を載せてほしい”“自分の側に立ってほしい”ということで、告白するわけです。被害を受けているのは自分ですよ、と」(同・元週刊誌デスク)

 ほかにも、週刊誌を使ってパートナーの暴露を繰り広げるのは、世論を味方につけたいのと同時に、係争中であれば裁判官の印象を良くして調停を有利に進めたい意図もあるのだという。

 SNSを使って個人がトラブルの詳細について発信できる時代でもあるが、より広い世代に訴えるには週刊誌の存在も無視できない。週刊誌に掲載されればネットニュースとしても広く拡散され、二重に効果が見込まれるからだ。

今回のあびるさんと才賀の場合、親権についてすでに裁判で決着していることですが、才賀さんが子どもの引き渡しに応じず、あびるさんにしてみればほかに打つ手がなくなったかたちでしょう。万策尽きての暴露ですね。現状の法律では、親権がない側が“子どもを引き渡さない”ことに対して裁ける法律はありませんから……」(スポーツ紙記者)

 世論に訴えて味方につければ状況は好転するかもしれないと踏んだのかもしれないが、逆に自身も非難を浴びることになってしまった。暴露合戦はうまく立ち回らなければ、イメージダウンさえも招きかねないということがよくわかる事象であろう。

 もちろん、親のエゴに振り回される子どもが一番不幸なのは言うまでもない。

<芸能ジャーナリスト・佐々木博之> ◎元フライデー記者。現在も週刊誌等で取材活動を続けており、テレビ・ラジオ番組などでコメンテーターとしても活躍中。