民間議員としての“功績”

 生稲の公式ホームページには彼女の経歴が記されている。芸能界での活躍は省き、“政治”への関与のみ抜粋する。

●2016年 内閣府「働き方改革実現会議 / 働き方改革フォローアップ会合」民間議員就任

●2017年 厚生労働省「がん対策推進企業アクション」アドバイザリーボードメンバー就任

●2019年 内閣府「DV等被害者のための民間シェルター等に対する支援の在り方に関する検討会」委員就任

●2020年 がん対策推進企業アクション女性会議「Working RIBBON」オフィシャルサポーター就任

 生稲は42歳だった'11年に乳がんが発覚。5度の手術など長く闘病生活を送っている。'16年に民間議員に就任しており、その経験は6年となる。

その他にも、病気の治療と仕事の両立実現の具体策として、『トライアングル型支援』を提案し、採用されています。厚生労働省のホームページには生稲さんの案が掲載されています」(政治ジャーナリスト)

病気の治療と両立に向けたトライアングル型支援のイメージ(厚労省HPより)
病気の治療と両立に向けたトライアングル型支援のイメージ(厚労省HPより)
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 生稲は街頭演説にて次のように話している。

《2016年政府の『働き方改革実現会議』に民間議員として選んでいただきまして、さまざまな発言をさせていただいたんですけれども、やはり自分の中心に持ってきたテーマというのは、病気の治療と仕事の両立支援で、そして『トライアングル型支援』というものを提案しました》

《この『トライアングル型支援』、どういったものかと言いますと、患者の体のことを一番わかっている主治医と、患者である労働者の働きというものを一番分かっている企業側と、そしてその2つをつなぐ役目として『両立支援コーディネーター』というものをつくって、この3つがしっかりと連携をとって患者である労働者を守っていく、そういったものです》

《現在、厚生労働省では2020年度までに、この『両立支援コーディネーター』を2000人養成するという目標を達成》