ローソンのもつ煮とファミマの酢豚がマイベスト!

 10番勝負はセブン4勝、ファミマとローソンがそれぞれ3勝と、予想外の接戦に。

「味の傾向やターゲット層など、各社のカラーも見えて、とても興味深かったです。これからは、欲しい商品によってコンビニを使い分けることができそう」(おおつきさん)。

 ちなみに、おおつきさんのマイベストはローソンのもつ煮込み、石川さんはファミマの酢豚。

「通い慣れたコンビニではなく、たまに違うコンビニに行くと新しい発見があるかも!コンビニ惣菜と白いご飯、コンビニおつまみとお気に入りのお酒。これだけですごく幸せな気分になれちゃう。うまく使って食生活をエンジョイしたいもの!」(石川さん)

3社それぞれに特徴ある商品ラインアップが楽しい♪

 今回、コンビニ大手3社は、同じ商品でもそれぞれに特徴のあることがわかったが、品ぞろえにもカラーがある。

他のコンビニチェーンにはない商品ラインナップを見るのも楽しい(撮影/山田智絵)
他のコンビニチェーンにはない商品ラインナップを見るのも楽しい(撮影/山田智絵)

 ファミマは、タイ料理の「ガパオ」や韓国料理の「サムギョプサル」など、ワールドワイドなラインアップが他店より充実。

 セブンは、食卓にもう一品欲しいときに便利な和の副菜が豊富だ。ちょっと甘めでだしのきいた「うの花」は箸休めにぴったり。

 ローソンは、酒のおつまみのバリエーションが多様。「チェダーチーズとドライハムのオイル漬け」はクラッカーにのせてカナッペ風にするとワインがぐいぐい進む!

今回チルド惣菜をジャッジしてくれた(左から)おおつきちひろさん、石川範子さん(撮影/山田智絵)
今回チルド惣菜をジャッジしてくれた(左から)おおつきちひろさん、石川範子さん(撮影/山田智絵)

ジャッジした食のプロたち

石川範子さん
テレビや雑誌などで食まわりの仕事を長年務めているフードオリジネーター。NHK『ガッテン!』の食専門のディレクターを23年務めた。
おおつきちひろさん
隠れ家レストラン「サンイシドロ」のオーナーシェフで料理教室も主宰。食材を生かした料理人目線のメニュー開発にも定評がある。

取材・文/草柳麻子