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ー 手話は2種類存在する
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ー 秋篠宮家が手話への理解を深めてくれた

 9月10日『全国高校生の手話によるスピーチコンテスト』(東京)、9月25日『全国高校生手話パフォーマンス甲子園』(鳥取)などにご出席された佳子さま。ともに原稿をご覧になることなく、5分以上の挨拶を手話を交えてされた。

 手話がわからずとも、流暢に堂々とお話しされているように感じるが、改めてその腕前のほどは?

手話は2種類存在する

佳子さまの手話は、全体的に非常に丁寧です。例えば“みんな”という手話は一般的には手のひらを下に向けますが、佳子さまは上を向けられています。ニュアンスとしては“みなさま方”といった感じです。皇族の方は通常の会話もとても丁寧ですが、手話においても同様に、とても丁寧にお話しをされていると感じます」(手話通訳士、以下同)

 そもそも手話は2種類に分けられるという。ひとつは“日本語対応手話”。

「通常の日本語に手話を当てはめていくスタイルなので、声を出しながら手話ができます。主に後天的に耳が聞こえなくなった人などが使っています。佳子さまのご挨拶はこちらです」

 そしてもうひとつのタイプが“日本手話”。

「こちらは文法が日本語とは異なるため、声を出しながら手話を行うことはできません。文法的には英語に近いですね。先天的に耳が聞こえない人に多く使われています」