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ー 父・中村幸也のTwitterが辛辣で

『少年革命家ゆたぼん』こと、“不登校YouTuber”のゆたぼん(13)。チャンネル登録者数は15万人を超えており、自身の経験をもとに「不登校は不幸じゃない」など強いメッセージ性で人気を博している。

 そんなゆたぼんは10月13日、自身のYouTubeチャンネルに『女の子にプレゼントしました』という動画を投稿。その動画内での発言が視聴者の間で物議を醸し、話題を呼んでいる。

 同動画は、ゆたぼんがおこなっている“日本一周企画”の道中でのこと。ゆたぼんは三重県を訪れた際に真珠を取り出す体験をおこない、その真珠で自らネックレスを作ったことを報告。2つのネックレスを自身のファンに郵送でプレゼントし、受け取った少女たちが喜ぶ様子が公開されていた。

 彼女らの反応にゆたぼんは「すごい喜んでくれてね。本当嬉しいです」と笑った後、視聴者に向けて「またアンチが嫉妬するわ」「俺のアンチはデートしたことない連中ばっかりやと思うからな」と煽る発言も。また同月11日には、Twitterに「ホンマにモテてしゃーない」というコメントと共に、女子学生に囲まれて写真撮影に応じている写真も公開していた。

父・中村幸也のTwitterが辛辣で

  連日の発言に、SNS上では、

「アンチのことなんて気にしなければいいのに。再生数伸びないから必死なのかな?」

「何も知らないのはアンチではなく、君だよね。そういうのはモテてるって言わないんだよ。色物扱いされてるって分からないのかな」

 などと皮肉なコメントが相次いだ。

 同チャンネル内では、これまでにも度々アンチの話題が登場している。例えばゆたぼんの父・中村幸也のTwitterでは、同月13日に「モテた事どころか女性から“写真を撮って”と言われた事もなさそうな嫉妬民ワラワラ」とツイート。また過去には「アンチはどこまで行ってもゴミ」といった辛辣なコメントが多数アップされている。こういった背景から、「実際は親子そろってアンチが怖くて仕方ないんだろうな」という意見も見受けられた。

 しかし“ゆたぼんはまだ13歳”ということもあり、SNS上では「周囲の大人や父親の発言の方が問題」と指摘する声もある。他の例で言うと、同月11日に公開された動画でゆたぼんが高級ブランデーをかけたアイスを食べる場面が問題になった時のこと。「未成年飲酒では?」との声が上がったことにより、YouTubeのガイドライン違反として削除される事態になった。翌日に謝罪動画が投稿されたものの、「周囲の大人は止めるべきだったでしょ」という反響が後を絶たない。

「父親が過剰に“嫉妬”や“アンチ”という言葉を使うから、息子はそのフィルターを通して相手にマウントを取るようになってしまう」

ゆたぼん。パパがアンチと言っている人たちは、パパよりも君のことを心配している人たちかもしれないよ」

 と、SNS上ではゆたぼんを諫めるようなコメントを投稿する人も少なくない。いわれのない誹謗中傷ならまだしも、未成年飲酒に関しても「アンチってすぐ邪魔したり足を引っ張たりしてくる」と片付けてしまう姿に「このまま育ったらこの子はどうなるのか……」と不安に思う視聴者も多いようだ。

 もともと、同企画は「日本中の人に元気と勇気を届けたい」という目的で資金を集め、始まったもの。他人を見下すような発言や、炎上するような動画ばかりでは「不登校児に対する目がますます厳しくなってしまう」と懸念する声も上がっている。

 複数の支援者や、ファンの応援に支えられてきたゆたぼん。視聴者を「煽る」ばかりではファン離れが加速し、また新たなアンチが生まれてしまうかもしれない。