11月9日には、立憲民主党の蓮舫参院議員までもが参戦。自身のツイッターを更新しては《病院等への外出はベビーカーがないと無理》と、男女の双子を育てた経験を綴りつつ、《ぜひ、多胎児育児にご理解をお願いします》と世間に理解を求めた。

「有名人として影響力がある大山さんが声を上げたことで議論が交わされる、世の中が変わっていくのは歓迎すべきこと。それに、どうも彼女のSNSを見ていると、もとより子育てや支援に関する政策にも興味を示しているようですし、どこかで政治家に接して影響を受けたのかもしれませんね」(前出・ITジャーナリスト)

岸田首相批判にもリツイート

 確かに大山のツイッターでは、12月に品川区長選挙の再選挙を控える、2児の母で元日本テレビ記者の森沢きょうこ氏へのリツイートが頻繁に見受けられる。都議会議員を2期務めた森沢氏が政策の柱に掲げるのが、「3つの無償化」を含めた子育て支援だ。

 また同様に、少子化対策の一環として「所得制限撤廃法案」の成立を目指す、国民民主党党首の玉木雄一郎衆議院議員のツイート。さらには岸田文雄首相による長男・翔太郎氏を政務官秘書に任命したことに苦言を呈した、泉房穂明石市長のツイートにも“賛同”している。

 大山が子育て政策、そして政治家の言動を注視しているのは確かに思えるが……。スポーツマネジメント事業にも携わる広告代理店営業スタッフによると、

「もとより現役を引退してからの大山さんは、全国各地でのスポーツを通じたイベントや講演会で、子どもたちやママさんとも触れ合う機会も多かったみたいですね。2011年からは東日本大震災の復興支援事業にも携わったり、2021年には不妊治療のサポート活動をする企業のアンバサダー就任などの支援活動にも熱心です。

 各家庭の子育て事情を見てきて、そして昨年に自身も母親になったことで、出産や子育てがしにくいとされる世の中に思う部分があったのでしょう。それには根本から、つまりは政治を変える必要を感じたとしても不思議ではありませんよ」