逮捕された森島悠希容疑者(関西テレビより)
逮捕された森島悠希容疑者(関西テレビより)
【写真】小学時代の森島容疑者、卒業文集で綴っていた意外な夢

 自宅は新築の一戸建て住宅。複数の近隣住民によると、約5か月前に引っ越してきたばかりの3人家族という。

「同年輩とみられる奥さんと幼い男の子がいます。背が高くて少し筋肉質の痩せ型ですが、乱暴な男性には見えませんでした。ただ、毎晩のように子どもが家の中をドタドタと走り回るような音が外まで聞こえてきて、いったい何をしているのかなと不思議に思っていました」(近所の男性)

 容疑者宅前では、カラスなどに食い散らかされたゴミ袋がたびたび目撃されており、住民からは「ゴミが散らかっている家」と呼ばれていた。

「各家庭が自宅前にゴミ袋を出して収集を待つんですが、あのお宅はカラスよけのネットなどをかけないで出すから狙われ、奥さんがよく掃除していました」(別の住民)

 同府吹田市の出身。複数の知人によると、3人姉弟の真ん中で、小学生のころ両親が離婚。母親が子どもを引き取り集合住宅で暮らしていた。

容疑者の母親は育児放棄に近い状態

 一家はある意味有名だった。

「母親がパチンコ好きで朝から打ちに行くため育児放棄に近い状態にみえました。子どもは3人ともガリガリにやせ細り、毎月の給食費も払えない。無神経な先生がみんなの前で悠希くんに“給食費持ってきたか?”と聞くから未納がクラスメートにバレて、“おまえ、給食費払ってないんやから給食くうなや”と責められる可哀想な場面もあったようです」(知人女性)

 少年期を知る別の女性はこんなエピソードを明かす。

「自宅はゴミ屋敷。ある夏休み、テーブルの上に千円札が1枚置かれていて、3人きょうだいはそれで3食をまかなうらしいんです。1人1食あたり100円ちょっとじゃ、お菓子ぐらいしか食べられないじゃないですか」