ギャラリーの再建と「資金難」

「ギャラリーが原因不明の火災で全焼してしまったんです。再建を目指してクラウドファンディングで支援を募っていました。その当時は地元のテレビ局からも取材を受けるなどして取り上げられていました。しかし、目標金額500万円に対し、集まったのは100万円ちょっと。162人から支援を受けたのですが、目標には遠く及ばなかった。

 クラウドファンディングを募るチラシを多くの地元のお店に置かせてもらったり、個人の口座番号まで公開していましたが、どうやら資金繰りには難航していたみたい……」(夫婦の知人)

『PIN-UP』の再建費用をクラウドファンディングで集めたが達成率は20%ほど
『PIN-UP』の再建費用をクラウドファンディングで集めたが達成率は20%ほど
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 集まった資金の使い道のなかには、「火災で作品を失った作家への補償・支援」も含まれていたという。火災が起きた当時に開催されていた写真展の全作品、そして館内で保管していた数々の作品がすべて燃えてしまっていたというのだ。

その後も自分のギャラリー以外の会場やオンラインのイベントなどで展示を続けていた許田さんですが、やはりお金の面ではうまくいかなかったようですね。“自費で少しずつ頑張る”と言っていたそうですよ。火事が起きる前から運送業の深夜ドライバーと清掃業を掛け持ちするなどして、“自転車操業”でなんとかギャラリーを回していたから心配でした」(同前)

 そして、ようやく再建が始まったのは今年5月のこと。場所は那覇市の中心部にあり、30年ほど前は料亭だった場所が新たなギャラリーになるのだという。

「再建が決まったことについては許田さんもギャラリーの公式フェイスブックで発信していました。『PIN-UP』開業5周年である5月28日に着手すると聞いていたのですが、その投稿を最後に続報はなかった。こういった(殺人事件の)報道があった後だと、やはり義母との間にお金のトラブルでもあったのではないかと思ってしまいますよね」(同前)