目次
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ー A.B.C−Z・戸塚祥太、加藤和樹にとって特別な舞台
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ー 絆を深めた5人が仲良くなったきっかけ
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ー 手応えを感じて「どんどんよくなっていく」

 5人編成だった結成当時のビートルズ創成期を描いた舞台『BACKBEAT(バックビート)』が、4年ぶりに再演される。大きな見どころのひとつは、役者自身による20を超える楽曲の生演奏。2019年の初演メンバー5人が再結集しての公演に期待が高まる。

A.B.C−Z・戸塚祥太、加藤和樹にとって特別な舞台

 当時のベーシストで画家としての才能も発揮しながら、メジャーデビューを待たずに袂を分かつスチュアート・サトクリフ役の戸塚祥太(A.B.C−Z)とジョン・レノン役の加藤和樹は、彼らにとって特別な舞台の再演を喜ぶ。

戸塚「初演を終えたときから、すごく特別なつながりを感じて、この5人のメンバーでまたバンドをやりたいという思いはありました。なので現実になったときに、すごい喜びが襲ってきて。今、稽古をしていて、改めてむちゃくちゃハードルが高いことに挑戦させてもらえていたんだと気づいて、恐怖も感じています」

加藤「再演のお話をいただいて、10代を演じるのは年齢的にちょっと厳しいんじゃないって思ったりもしつつ、やっぱりこのメンバーが全員そろうなら、“もうやるしかないでしょう”って。ただ、みんなアラフォーになってきたので、稽古でも演出の石丸さち子さんに“若さが足りない”って言われます(笑)。だから今回、いかに年を重ねたわれわれが新鮮な気持ちで挑んでいくかってところは、課題のひとつではありますね。でも、5人で久々に音を出したときはもう、イェーイ!って学生バンドみたいなノリで(笑)」

戸塚「もう、これだね!って」