炎上している『ジャにのちゃんねる』の動画
炎上している『ジャにのちゃんねる』の動画
【写真】問題になったYouTube動画を宣伝する台湾企業SNS

人権侵害にあたるような類似動画も

 日本でサービスを広めた一般社団法人WORLD SMILEのサイトのトップには、

《この度インターネット上に弊会とは関係のない類似サイトが発見されました。当該サイトに使用されている画像、文章は弊会の運営する【世界からのサプライズ動画】及びホームページと誤認される恐れがありますが、弊会とは一切関係がございません》

 という注意喚起の文章も掲載されている。やはり、台湾企業のほうは“パクり”なのだろうか? 一般社団法人WORLD SMILEに問い合わせた。

――同じような名前で類似サービスを行う会社が複数あることをどう思っているのか?

「弊社は弊社でのコンプライアンス規制のもと、最大限現地の方々を尊重して作成させていただいております。他社さまにてコンプライアンス無視をして作成していたもの、人権侵害にあたるような内容で作成しているもの、それらについては弊社と間違われるケースがあるので許させる行為ではないと考えております

――類似サイトがあることで、トラブルは?
  
弊社ではコンプライアンスや人権侵害についての内容などは厳重に規制しておりますが、他社さまで作成した動画でコンプライアンス違反しているものが弊社で行ったものではないのかと間違えて問い合わせをいただくことが多々ございます

――台湾企業のほうがサービスを開始した時期が早いというのは事実?

「他社さまの起源については正確には存じておりません。ご指摘の企業は台湾から日本向けへの窓口だと認識しております。弊社は日本の窓口として当初TikTokでサプライズ動画の配信を始めました。他社さまとの比較は特に行っておりませんでしたが、弊社の認識では『世界からのサプライズ動画』というコンテンツをTikTokで弊社が広め、それに準じてまだ確立していなかったコンテンツが増えていったと認識しております

 他社のサービスの開始時期については把握していなかったものの、『世界からのサプライズ動画』というサービスを広めた自負はあるようだった。

会社の実態が掴めない=怪しいビジネスを行っているとは限りませんが、ジャニーズ事務所は性加害報道もあり“コンプライアンス順守の徹底などを、全社一丸となって進めていく”と発表したばかりですからね。類似サービスは複数あるわけですから、法人としてきちんと登録されているような運営会社のほうに頼むべきだったのでは」(前出・テレビ局関係者)

 今後は動画内で取り上げるサービスなどは、きちんと調査をした上で紹介してほしいものだ。