頑張るだけの節約なんて時代遅れ!

 節約を始めたばかりのころは夫婦ゲンカ以外にもたくさんの失敗があったという。

「細かい家計簿や毎日の自炊、安いものを求めてスーパーやドラッグストアのはしごなど、どこかで聞いたことのある節約術を片っぱしから試しましたが、どれも想像以上に自分の時間と体力を消耗していました。

『共働きなのになんで私だけこんなに苦労しなきゃいけないの?』と、だんだん夫にもイライラしてきちゃって。昔ながらの節約は難しいものが多い。

 現代はポイ活もしやすくなっているし、家計簿だってエクセルに頼れます。節約も便利にラクにしていいんです」

 無理のある節約法は続かないと気づき、ガマンをしないラクラク節約に変えた。

節約貯金額をいっきに増やすことよりも、続けることのほうが重要です。というのも、数字だけを気にしてとにかく頑張るだけの節約をしていると、すぐにやめたくなったり、反動で買い物をしてリバウンドしたりと、かえって出費が増えることもあります。

 むしろ、キツイ節約はやめたほうが、長い目でみるとお得だと気づいたんです」

 あにかさんがやめた節約をご紹介するので、参考にしたい。