カッコよく見えるのはみなさんのおかげ

 岸の身体能力の高さがわかるアクションも大きな見どころだが、「僕の力じゃなくて、スタッフさんが動きを教えてくれたり、カッコよく撮ってくださったおかげです」とあくまで謙虚。

「特にクライマックスのアクションシーンは動きも多いし、いちばん大変でした。タイミングや角度、距離感など、入念にテストしないと相手をケガさせてしまう可能性がある。この現場で初めてアクションシーンの大変さ、怖さを知りました。完成作を見たとき、自分がこんなにカッコよくなれるんだと不思議な感覚でしたけど、みなさんの力によって仕上がったもの。本当の岸はそこまでできないですよ」

 本作を経て、感じたことを聞くと、真っすぐな瞳で真っすぐな答えが返ってきた。

「映画はいろいろな分野のプロフェッショナルの方が集まって作られますが、仕事人としてのプロの姿勢を見せてくださったみなさんが本当にカッコよくて、リスペクトでした。自分自身、ものすごく刺激を受けましたね。同時に、演技への情熱のエンジンもかかりました。アツい現場を経験できたことで、人間的に大きな勉強をさせていただきました」

夏休み明けに新しい一歩を踏み出す人へメッセージを

 これから新しいスタートを迎えるというときは、緊張感があったり、責任が伴うことがあるかもしれないですが、まずはちゃんと食べてちゃんと寝てください。新しいスタートを切るための準備の基本は、このふたつです ここがしっかりできていれば、きっといろいろ大丈夫。整うと思います!頑張れ!!

勝太のように積極的に女性に声をかけられるタイプ?

 いや~、ないですね。積極的には行けないです。もし、何かきっかけがあったら、グイグイ行けるかもしれないですけど。でも、僕ももうアラサーにもなって、このままずっと受け身姿勢じゃダメだぞって思っているので、いまなら積極的になれるかもしれないです、うん。

高校時代に戻ることができたらやりたいことは?

 勉強!とにかくしっかり勉強して、もっとできる高校生になりたいです。僕、高校時代、まったくって言っていいほど勉強をしてこなかったので。どの教科ということではなくて、全部の教科をもっとしっかり勉強して、頑張ったら、もう少し頭の回転が速い人になれたのかなと思います。

取材・文/熊谷真由子 ヘアメイク/KAZUOMI(LOTUS) スタイリスト/小林洋治郎(Yolken)