学費が高いといわれているスイスに子どもを留学させた本木雅弘
学費が高いといわれているスイスに子どもを留学させた本木雅弘
【写真】気になる留学に必要な額の内訳

 ちなみに、費用面で他の国を上回るといわれているのが、世界トップクラスの教育環境といわれるスイス。スイス留学経験があるのが本木雅弘(57)と内田也哉子(47)の長男のUTA(内田雅樂)(26)で、彼が学んだボーディングスクールは世界一学費が高いと噂されるほど。

スイスは年間2000万円以上が必要

スイスの場合は年間2000万円以上必要で、こうなると選択肢に入れられるご家庭は限られてきます

 留学した本人のUTAは金銭感覚の違いに慣れるのが大変だったとテレビ番組で語ったこともある。例えば、友人が最初に親からもらう車はベントレーだったというエピソードや、「今週末、ちょっとパリ行こうよ!」と誘われて、普通なら電車で行くところを、「ジェットあるから一緒に行こうよ」と言われたことなどを明かしていた。

 スイス以外の国も庶民からすれば高額には変わりないが、円安や物価高騰の影響で選ぶ国も変化があるよう。

一番人気のアメリカにしても数年前まで年間1000万円といわれていました。けれど年々上がってきています。今人気が高まっているのはニュージーランドへの留学。年間600万円ほどで、アメリカの半分で済む。それでいて教育水準は高く、大学進学率はほぼ100%。オーストラリアやアメリカ、イギリスの名門大学にも進学しています

 ただ、そうまでして自分の子どもを海外へ留学させたいと願う、親の動機はどこにあるのか。高嶋ちさ子さんは留学をすすめた理由について、日本のよしあしを客観的に見ることができるとテレビ番組内で説明。

どっぷり向こうにつかったら『やっぱり日本人、すごいよね』って思うことが多い。ウチの子たちは気持ちの中でそれを持って帰ってきている。だから日本の悪口なんか絶対に言わないし、逆に日本のいいところをもっともっと吸収しなきゃいけない、って

 と語っていた。関根さんは留学の相談を受ける中で他の理由も挙げる。

今親御さんの多くが懸念しているのが日本の国力の低下で、子どもが大人になったとき日本という国はどうなっているのだろうと心配されている。またボーディングスクールと日本の学校を比較したときの教育レベルの違い、教育に対するアプローチの違いも大きいですね。

 親御さん自身日本で暗記中心の勉強を重ね、一流企業に入って頑張ってはきたけれど、グローバル社会になった今自分自身のスキルや人脈面で壁に突き当たっている。ボーディングスクールを卒業した人たちが世界で活躍している姿を見て、自分の子どももああいう経験をさせたいと考える方が多いようです。英語力も付加価値的に身につくので、当然そこに対しても期待感は持っていると思います