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ー 愛子さま、子犬2の“ピッピ”と“まり”を家族として迎える ー 動物たちの大切な命

 11月1日は、1が3つそろった“ワンワンワン”で、犬の日となる。

愛子さま、子犬2の“ピッピ”と“まり”を家族として迎える

 愛子さまがお生まれになる前の'95年、ご夫妻は赤坂御用地に迷い込んだ野良犬が産んだ子犬2匹を“ピッピ”と“まり”と名づけ、家族として迎えられた。兄と姉のように、愛子さまと同じ時間を過ごしたピッピとまりは'09年、同じ年に天寿を全うし天国へ旅立った。

 動物への深い愛にあふれる天皇ご一家は、同年に動物病院で保護された犬を引きとられ、当時7歳だった愛子さまは“由莉”と名づけられた。

 愛子さまと由莉も、いつもご一緒。愛子さまのお誕生日には、おそろいのスカーフで由莉もおめかしを。那須の御用邸に静養に行かれる際には、共に新幹線に乗って向かわれた。7歳の愛子さまが、小さな手で大きな由莉を抱えるお姿は印象的だった。

動物たちの大切な命

'11年12月、雅子さまのお誕生日。愛子さまと由莉のリンクコーデが始まったのはこのころから、愛子さま10歳、由莉3歳(提供/宮内庁)
'11年12月、雅子さまのお誕生日。愛子さまと由莉のリンクコーデが始まったのはこのころから、愛子さま10歳、由莉3歳(提供/宮内庁)

《私の家では犬を一匹と猫を二匹飼っています》とは、愛子さまが学習院初等科を卒業される際に書かれた“動物たちの大切な命”という作文の冒頭。

《みんな保護された動物です。前に飼っていた二頭の犬も保護された犬でしたが、どのペットも、可愛がって育てたらとても大切な家族の一員になりました。動物がいることで癒されたり、楽しい会話が生まれたりして、人と動物の絆は素晴らしいものだと実感しています》と、命の尊さを綴られた。

 ご一家は、9月24日に開催された動物愛護に関するフォーラムに私的に参加され、“ペット”の枠を超えた“伴侶動物”についての講演をお聞きになられた。環境省の最新の発表によれば'21年の保健所に保護された犬と猫の返還譲渡率は75%。10年前の21%と比べると、大幅に上昇している。天皇ご一家が、保護活動をされていることで、国民の動物の迎え方の選択肢も増えているのかもしれない。

 ご一家の愛は日本中に広まっている――。