『夕やけニャンニャン』でおニャン子クラブが大人気に
『夕やけニャンニャン』でおニャン子クラブが大人気に
【写真】絵になりすぎ! 費用は“億超え”松田聖子・神田正輝の結婚式

 それまで人気の頂点だったザ・ドリフターズの『8時だョ!全員集合』(TBS系)が終了したのも'85年。引導を渡したのが、ビートたけしや明石家さんまが牽引する『オレたちひょうきん族』(フジテレビ系)だ。

バブルの象徴「ショルダーホン」が発売

 また、とんねるずと秋元康が世に出るきっかけとなった『夕やけニャンニャン』(フジテレビ系)の放送も始まり、それまでとは確実に異なる新しい笑いの風が吹いた年であった。

ワイドショーも元気いっぱいでした。この年の話題はなんといっても“聖輝の結婚”でしょうね

 トップアイドルの松田聖子が、石原軍団の人気俳優・神田正輝と6月に結婚。郷ひろみとの破局会見からわずか5か月後の出来事ということもあり、世間は大騒ぎだった。

結婚式が行われた目黒のサレジオ教会は、僕の自宅のすぐ近く(笑)。あの日は取材のヘリコプターが5機も旋回していて、うるさかったなぁ。路線バスが道を通ることもできず、この日だけ特別にルートを変更したぐらいです

 ちなみに披露宴会場はホテルニューオータニ。5メートルを超える高さのウエディングケーキが用意され、招待客は500人以上。費用は1億円とも2億円とも伝えられた。バブル前夜の景気のよさがうかがえる。

 バブルの象徴として今も語り継がれる「ショルダーホン」が発売されたのも'85年。保証金20万円、月額使用料金2万円以上もする高価なもので、羽振りのよい人しか持つことができないステータスシンボルだった。

 百科事典のように大きなショルダーホンを肩にかけた業界人が「しもしも~」とリアルに会話していた時代。

 『ニコル』や『ワイズ』などのDCブランドでばっちりキメた男性と、コンサバスーツに身を包んで眉を太く描いた女性が六本木のディスコ『マハラジャ』に夜な夜な集う。そんなイケイケドンドンな世の中には、どこかおおらかさも残っていた。

いまでは信じられませんが、原付バイクはヘルメットなしでOK。電車も飛行機も喫煙可能で、各座席についていた小さい金属製の灰皿が懐かしいですね