ただし、やはり最大のネックになるのは山口が起こした事件だろう。

 故・ジャニー喜多川氏による未成年少年たちへの性加害事件が、旧ジャニーズ事務所を壊滅的に揺るがしたのは御存じのとおり。そして山口が起こした事件も未成年への性加害のため、そんな人物を復帰させるとしたらジャニー氏の事件と結び付けられて、TOKIOにとんでもない逆風が吹き荒れることは想像に難くない。

 ゆえに、山口をメンバーに戻してバラエティー番組や音楽番組などにテレビ出演するというのは、非常に厳しいだろう。

 だが、そういった背景を踏まえて総合的に考えると、ライブに限定する形であれば“5人体制のTOKIO”復活もなきにしもあらず。

 悠々自適な生活を満喫している今の長瀬は、なかなか首を縦に振らないかもしれないが、何年後かという未来であれば、5人で復活の可能性は意外と残されているように感じるのだ。

堺屋大地●コラムニスト、ライター、カウンセラー。 現在は『文春オンライン』、『CREA WEB』(文藝春秋)、『smartFLASH』(光文社)、『週刊女性PRIME』(主婦と生活社)、『日刊SPA!』などにコラムを寄稿。これまで『女子SPA!』(扶桑社)、『スゴ得』(docomo)、『IN LIFE』(楽天)などで恋愛コラムを連載。LINE公式サービス『トークCARE』では、恋愛カウンセラーとして年間1000件以上の相談を受けている(2018年6月度/カウンセラー1位)。公式Twitter:https://twitter.com/sakaiyadaichi