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ー 転売対策も“抜け道”が

 大谷翔平が全国の小学校に寄贈したグローブのタグが、転売されていたことが話題に。なんと、所属するロサンゼルス・ドジャースも“転売騒動”に巻き込まれているという。

転売対策も“抜け道”が

 ドジャースは3月20日に韓国・ソウルで、サンディエゴ・パドレスと開幕戦を戦う。移籍した大谷のデビュー戦となるかもしれない“プレミアチケット”は、1月26日に韓国で発売開始となった。

いちばん値段の高い席は70万ウォン(約7万7400円)、いちばん安い外野の4階席でも12万ウォン(約1万3000円)もします。試合が行われるコチョクスカイドームの収容人数が約1万6000人と少ないこともあり、異例の高額チケットとなりました」(スポーツ紙記者、以下同)

 購入できるのは、限られた人だけだった。

冠スポンサーである韓国の動画配信サービス『クーパンプレイ』の有料会員である必要があります。クーパンプレイは入会時、韓国の住民登録番号と韓国の通信事業者で開通した本人名義の携帯番号が必要なため、日本からの購入は困難でした

 クーパンプレイが発表した内容によると、チケットは8分ほどで完売。ところが、SNSや韓国サイトではすぐに転売される事態となっている。

MLB.KoreaのInstagramより
MLB.KoreaのInstagramより

 外野の4階席でも24万ウォン(約2万6000円)で転売され、高いものでは、1階のテーブル席が500万ウォン(約55万円)で売りに出されていた。転売対策にも力を入れて行われているようだが……。

クーパンプレイは厳しく取り締まると発表しています。会員ひとりあたり、チケットを2枚まで購入可能ですが、同伴者は入場時には会員本人と一緒にいなければならず、身分証のチェックも行うとしています

 だが、“抜け道”もあるようで……。

「2枚のうち1枚は、会員本人と同行すれば会員でなくても使用できるため、《購入者が同行する》という文言とともに、韓国サイトやSNSで転売されています」

 日本から観戦に行くためには、転売されているものを購入するほかないのだろうか。

大手旅行会社『JTB』がメジャーリーグ機構と国際パートナーシップ契約を結んだことで、開幕シリーズの観戦ツアーを発売することになった。詳細は2月以降に発表されるようですが、先着順ではなく抽選になる見込みです

 試合を本当に観に行きたい人に適正な価格でチケットが渡ってほしい。